addsomemusic2005-10-13



 キターーーーーーーーー!!!!!!


 もう本当に欲しくて欲しくて探しに探してどうやっても見つからず諦めかけてたレコが本日遂に手元に届きました!もう感動のしっぱなしで言葉もでませんよ。今まで誰にも公言したことがなかったけど、まさに「欲しい度ランキング第1位」に君臨していたアルバム。激レアな有名盤では全然なく、あれば安く買えるようなものらしいけど、本当に見つからなかった。日本の中古屋(といっても私が行ける範囲だけど)で見ることなんて皆無だし、それどころかヤフオクはもちろん、海外に手を伸ばしてからも、海外の通販サイトやオークションでも検索攻撃やアラートの登録なんかもしてたのに全く引っかからなかった。結局一度も売ってる姿を見ることなく入手できました。


 LYNDON BARTELLの『I FEEL A STRANGE EXCITEMENT IN THE AIR』なんですが。本当に情報がない。ググってみても、情報らしき情報は全く引っかからないし。全然知らないレーベルで、ほとんど自主プレスといってもいいようなマイナー・プレスもの。そんなわけで何年のリリースかも分からない。音からして1970年代終わり頃では?と思うんですけどね。


 いわゆるCCM系です。メロウなSSWでプリAORな楽曲もあります。でもここに収録された楽曲達の美しさは格別です。曲によってはカントリー調の曲もあり、全曲名曲の名盤だと断言しておきます。曲によってはハーモニー・コーラスが入ってますが、全てLYNDON BARTELLによるボーカル。ボーカルだけでなく、アコギ、マンドリン、スティール、ベース、アコーディオン、パーカッションと全ての演奏を自らがこなしていて、一部の曲でピアノやパーカッションのゲスト演奏(たぶん兄弟)がある程度。なんといっても冒頭を飾る「ROAD OF THE SACRIFICE」が私のツボを刺激しまくった名曲中の名曲。個人的にいままで出会った中で5本の指に入るくらいに愛してしまった名曲なんです。この曲との出会いがあったからこそ、このアルバムを探し続けたんですよね。


 知人に頂いた自作の自主フォーク系コンピCDRに「ROAD OF THE SACRIFICE」が収録してありました。これを初めて聴いた時の衝撃は大きかったなぁ。もちろん聴かせていただいた多くの楽曲のどれもが素晴らしかったんだけど、ことこのLYNDON BARTELLだけは心底ほれ込んで飽きることなく繰り返し聴いてました。その時からこのアルバムを探す日々が始まったわけです。でも先に書いたように必死に探してもどうやっても見つからない。そんなこんなで1年が過ぎました。


 1年間この「ROAD OF THE SACRIFICE」1曲を延々と繰り返し聴いてきて、もうガマンの限界に達したわけですよ。コンピCDRを頂いた知人にお願いしてこのアルバムを焼いてもらったんですよね。で、ようやくアルバム全曲を聴くことが出来ました。で、聴いたらもうスゴイのなんのって、あれだけ惚れ込んだ「ROAD OF THE SACRIFICE」に勝るとも劣らないが曲が目白押しだったんですから。聴いたら更に欲しくなり、また必死に探す日々が始まったんですよね。


 それから更に1年弱くらいかなぁ。もうほとんど諦めかけてたんだけど、ヤフオクでお世話になってるアメリカの音にお詳しい方に「持ってませんか?」なんてメールを送ってみたんですよね。もちろん無理は承知だったんですが。それがなんと「お譲りできます」との返信!!これには感動を通り越して気が狂いそうになりましたよ(笑)。いや、冗談抜きでそれくらい嬉しかったんですよね。


 そんな経緯を経て、いま私の手元にあります。なんだか「裏名盤」の紹介ではなくって私の個人的な物語になってしまった(笑)。まぁたまにはこんなのも良いかなと。


 とにかく見かけたら迷わず買ってください。あれば高くないです。ただ、まだ知られていないだけなのかもしれませんね。この素晴らしさが広く認知されれば高価になるかもしれませんので、今のうちに!


 素敵なレコードを私の元に届けてくださった方に溢れんばかりの感謝を捧げます!