addsomemusic2005-10-30



 今の若い人には想像できないかもしれないけど、80年代前半の松田聖子の人気といったら本当にスゴイものでした。1970年生まれの私は年齢的にも80年代アイドルを10代のもっとも多感な時期に接しているわけで、甘酸っぱい青春の1ページでもありました。アイドル・ブームだったのかどうかはよく知りませんが、80年代アイドルの中でも松田聖子は私にとっても最大のアイドルだったことに間違いはないですね。


 彼女がデビューしたのは1980年の「裸足の季節」。これが当時どれくらい売れたのか知りませんが、当時の私には印象がほとんどなかったように思います。音楽に関しては奥手だったので小学生だった当時の私が音楽に接する機会といえばテレビだけでした。ドリフであったりザ・ベストテンがほぼ全ての音楽情報だったと思います。まぁ当時のヒット歌謡曲しか聴いてなかったわけですよね。


 そんな私が始めて松田聖子を意識したのは2ndシングルの「青い珊瑚礁」だったのは言うまでもありません。当時10歳だった私の耳に届いたくらいだから大ヒットしたんでしょう。たぶんこの曲で松田聖子はブレイクしたんじゃないかな?と思うんですが・・・当時大人だった方、覚えてますか?


 とてもキャッチーなメロで明るく元気になれるような曲でした。あ〜これこそが歌謡ポップスの最高傑作だ〜なんて今でもそう思えます。歌も高音が伸びやかでしっかりと歌っています。当時、聖子ちゃんは歌がヘタだ・・・なんてよく言われてましたが80年代アイドルとしては上手いほうだと思いますよ。もっとヒドイのがゴマンといましたからね(笑)。この曲は本当に大好きなんだけど、それ以上にジャケも大好き。当然の如く聖子ちゃんカットをバッチリ決めているものの、どうも垢抜けていない野暮ったさがあるんですよね。この後のシングル・ジャケはどれもいい感じの写真なんで比べて見ても一目瞭然。どう考えても低予算なジャケという印象。まぁそこが好きだったりするんですが(笑)。


 これ以降はずっと聖子ちゃんを聴き続けてきました。といってもレコードなんて全然買ってなくてテレビを欠かさず見ていた程度ですけどね。レコードを買い集めたのは大人になってからでした(笑)。そんな聖子ちゃんも好きで見ていたのは1985年くらいまでかなぁ。「天使のウインク」か「ボーイの季節」くらいまでですね。それ以降はアイドルの興味がおニャン子クラブに移っただけなんですが(笑)。