addsomemusic2006-01-09



 MICHAEL MONROEの1980年にリリースした『SUMMER RAIN』は大好きでよく聴いています。でも悲しいかなずっとCDで愛聴してました。で、そんな愛聴盤なんですが本日ようやくアナログをゲット。嬉しいなぁ。探してたんだけどなかなか縁がありませんでした。これCDとジャケが違うんだよね。CDの裏面にはマイケル・モンローがオリジナル・ジャケのアナログを手に持ってる写真なんかがあったりします。


 1980年のリリースということで、SSWアルバムとしてはかなり洗練されたサウンドです。プリAORといったほうが近いかもしれませんが、シンプルなサウンドでメロウな味わいが堪りません。基本的にAORは苦手なんですが、これくらいなら大丈夫。というよりとても味わい深い名盤だと思っています。


 アコギのしんみりとしたイントロが最高に心地良い「I SING YOUR SONGS」からスタートします。これがメロウで最高に良いんですよ。続くジャジーな「OVER LOVE」とかサックスが効果的に鳴り響いていてなんともクールです。ケニー・ランキンの「STRINGMAN」を取り上げていますがこれが相性がバッチリなんですよね。マイケル・モンローもタイプとしてはケニー・ランキンに近い魅力を持っています。B面の1曲目はなんと「LADYFRIENDS」なんですよね。そう死ぬほど大好きなLAZARUSのカバーなんですよ!実はこのカバーが聴きたくて始めてこのアルバムに手を伸ばしたんですよね。個人的にはLAZARUSのオリジナルのほうが聴きこんでいるだけに愛着が湧きますが、マイケル・モンローの軽快なアレンジも大好きなんですよ。まぁ曲が良いからね(笑)。ラストを飾るアルバム・タイトル曲もまた哀愁漂う名曲です。


 SSW好きはもちろんAORからFOLK好きにまでも受け入れられるようなアルバムだと思います。CDには2曲のボーナストラックもありますんで、興味のある方はまずCDを買われてみてはいかがでしょう。