addsomemusic2006-01-17



 あららSSWの裏名盤シリーズも20枚目となりました。記念すべき20枚目は大好きなBILL STAINESでも。1972年にリリースされた『BILL STAINES』で一応3枚目のアルバムになります。60年代に2枚のアルバムを残してるんだけど激レアなため聴いたことありません。


 BILL STAINESは現在も活動しているフォーク・シンガーで、多くのアルバムをリリースしています。そんな中でもこのアルバムは一番内容が良いのでは?と思いますね(全部聴いたわけではないけど)。確かに人気盤なだけあって名盤といっても間違いないと思いますよ。


 このアルバの後はカントリー系フォーキーといったスタイルが定着していますが、ココではもう少し洗練された感じでカントリー色も若干抑え目かな?普通のSSWやフォーキー好きには確かに一番聴きやすいかもしれません。といっても他のアルバムも本当に素晴らしいし、割りと安く入手できるものが多いのでぜひ!


 このアルバムはオープニングの「ON THE ROAD AGAIN」1曲でノックアウトです。軽快なノリのよい楽曲でRICHARD GREENのフィドル炸裂で最高にイカしたフォーキー・ナンバーになっています。彼のオリジナル曲はアルバム中でも半数くらいなんだけど、そのどれもがなかなかレベルは高いと思います。これまたフィドルが効果的な「JANUARY SNOW」、シンプルな弾き語り(ベース付き)の「GYPSY'S SONG」、心地良いグッドタイミーな「RYE WHISKEY JOE」、これまた素敵なフォーキー・ソング「I MUST BE GOING HOME」なんて胸がトキメキますよ(笑)。JEFF BAXTERのギターやJEFF LASSのピアノもグルーヴィーに決めてくれてます。


 とにかく全てのフォーキー&SSW好きにオススメの素敵なアルバムです。ジャケも渋くてカッコイイしね!