addsomemusic2006-02-05



 60〜70年代の古い音楽に興味を持ち始めた高校生。といっても情報は限られていて、その中で有効的に活用したのが音楽雑誌などでよく企画されていた「名盤○○選」といった特集だったりします。そんな企画があるとその雑誌を購入して、そのページを切り取ってスクラップ・ブックとしてまとめてたりしてたなぁ。いわゆる名盤○○選に選ばれるようなアルバムって60〜70年代のアルバムが多いんですよね。とにかく高校から大学にかけては名盤と呼ばれているアルバムを片っ端から聴き漁りましたね。


 当然、名盤と呼ばれているだけあってその内容は本当に素晴らしいものばかり。あ〜これは本当に大好きなアルバムだ〜なんて思えるものの多くに出会えました。イーグルスドゥービー・ブラザーズ、デレク&ドミノス、リトル・フィートザ・バンドオールマン・ブラザーズ・バンドニール・ヤング、バーズ・・・。この時出会って感動したアルバムたちは今でも大好きで一生手放すことが出来ないアルバムばかりです。


 ただ、名盤○○選に掲載されているアルバムの中でどうしても理解できない・・・全く名盤とは思えないアルバムも多数ありました。これが苦悩の始まりだったわけです。世間的に名盤と言われているのに自分ではその良さが全く理解できない・・・自分の感性や耳が悪いのでは?と本気で思ってましたから。どうしても理解できない名盤たち・・・その多くは今でも理解できていません。ピンク・フロイドキング・クリムゾン、クリーム、クイーン、ディープ・パープル・・・。この高校生だった頃に抱いた印象が30歳を過ぎた今でも続いています。この時すでに私のUK嫌いが形成されてのかもしれませんね(笑)。まぁ単純にプログレとかハードロックといったサウンドが馴染めなかっただけなんですが。だからUKでもエリック・クラプトン(クリーム以外)やエルトン・ジョンとかは当時から今でも大好きです。


 そんな中で理解できないながらも必死で聴いていたのがレッド・ツェッペリンでした。雑誌などを見てもロックを代表するようなバンドみたいな書き方がされていたし、偉大にして最高に素晴らしいバンド・・・らしいんですよ(笑)。これくらいは理解せねば!と思って強制的に聴いてました。まぁ高校生の頃の少ない小遣いで買ったレコですから元を取るまでは何度も繰り返し聴きますからね。まぁそんなこともあってかレッド・ツェッペリンは唯一我が家に存在するハードロック・バンドだったりしています。何十回も聴いたせいか『Ⅱ』は大好きになり年に1度くらいは今でも聴いています。以外にも『Ⅲ』でないのはこのアルバムを高校生の時に聴いてなかったから・・・ただそれだけの理由のような気がしますね(笑)。「天国への階段」が有名な『Ⅳ』はそれほど好きではないですね。難しいもんだけど私にとってのレッド・ツェッペリンは高校生のときに死ぬほど聴いた『Ⅱ』なんですよね。