addsomemusic2006-02-16



 先日、電車に乗って4人がけの座席に座っていたんですが、斜め前に座っていた女性がなんともジェニファー・ウォーンズのようでついつい凝視しちゃってました(笑)。細面で髪は長く、年のころなら30代半ばから後半といったところの大人の女性。もちろんキーポイントともなるメガネをしっかりとかけていました。当然の如く日本人なんですが雰囲気が本当にジェニファーのような感じだったんだよなぁ。基本的にメガネの女性には滅法弱い私なもので(笑)。


 そんなわけでジェニファー・ウォーンズを聴いています。まだ「ジェニファー」と名乗っていた時期のアルバムで1969年リリースの『SEE ME, FEEL ME, TOUCH ME, HEAL ME!』なんですが、これは確かセカンドだったかな?ジェニファー名義のアルバムではこの後リプリーズからリリースされた『JENNIFER』が最高傑作だと断言してもいいんですが、このセカンドもなぜか愛着があって好きな1枚だったりします。彼女自身は自分でも作曲をしますが、彼女の場合はカバーに良いものが多く、どちらかといえばシンガーとして歌の上手さや表現力を兼ね備えているタイプだと思います。まぁ取り上げる楽曲のセンスがいいんですよね。


 このアルバムではSSWというよりはフィメール・ポップ・シンガーといった趣きで全曲他人の楽曲となっています。ピート・タウンゼントの「WE'RE NOT GONNA TAKE IT」(TOMMYの曲です)やディランの「JUST LIKE TOM THUMB'S BLUES」なんて曲を取り上げてるのが面白い。アルバム・タイトルは「WE'RE NOT GONNA TAKE IT」の歌詞から取られてます。「JUST LIKE TOM THUMB'S BLUES」は大好きな曲なんだけど、これは最初聴いた時はディランのカバーだと気がつかなかった(笑)。でもジェニファーのバージョンも良い感じですよ。