addsomemusic2006-02-26



 70年代のアメリカン・ロックに感化された高校時代も卒業となりました。基本的にハマリやすい性格のためか、一つのもを聴き出すと他のジャンルを全く聴かなくなってしまったんですよね。おかげで最新の音楽や邦楽とか全く聴かなくなってしまってました。


 そんな高校も卒業の頃に広島の中古レコード屋グルーヴィンに行ったら、店長が「そうか、もう大学生か。じゃぁもう大人だから記念にコレを聴かせてやろう」といって裏から持ってきたレコードをかけてくれたんですよね。その時の衝撃はいまだに鮮明に覚えています。その時に店長が流してくれたのがつボイノリオの「金太の大冒険」でした(笑)。更に立て続けに流してくれたのは「極め付け!お万の方」(爆)。ともにコミック・ソング界では知られた有名な下ネタ・ソングですね。私はその時に初めて聴いたんだけど、もう曲が流れてる間中ニヤニヤしっぱなしだったなぁ。それにしてもこんな曲をお店で流す店長もスゴイけどね。


 流してくれたレコはシングル盤ではなく、アルバムだった。よく覚えてないんだけどエレックからリリースされた放送禁止の曲を集めたアルバムだったと思います。このアルバムはいまだに持っていない(笑)。まぁあんまり探してはいなんだけどね。


 コミック・ソングというものが昔から結構好きでした。ドリフで産湯を浸かり、漫才ブームの中で初めて買ったレコがザ・ぼんちだったし、中学の時に昼の校内放送で嘉門達夫を流して大爆笑を得たのは実は私でした。大好きな大滝詠一もコロンビア時代のノベルティ・ソングに心酔したものでした。そんな自分の根底に潜んでいたコミック・ソング熱が高校時代に聴いていた渋いアメリカン・ロックの下に埋もれていたんですが、「金太の大冒険」を聴いて再び噴き上げてきたんですね。それ以降、相変わらずアメリカン・ロックを追い求めてはいたんですが、その傍らでコミック・ソングのシングル盤を少しづつ買い揃えていくようになったんですよね。そんなこともあってか、聴く音楽の幅も大学に入り大きく広がっていきました。


 つボイノリオの「金太の大冒険」は1975年にエレックからリリースされてます。残念ながら私はエレック盤は持っていないんでアップしたジャケはオリジナルのものではありません。この曲は長らく放送禁止になっていたと思うんですが、かなり有名。カラオケやスナックで歌っているオヤジも多いはず。ヒットもしたんでしょうか?リアルタイムな方は教えてください。20年の時を経て放送禁止が解禁され、ご自身がテレビでこの「金太の大冒険」を歌ったときは感動しながら見ていました(笑)。MIKEという女の子3人組(確か)のカバーもありましたが、女の子が歌っちゃダメでしょ。危なさでは「金太の大冒険」よりも「極め付け!お万の方」のほうが圧倒的に上です。こちらはいまだに放送禁止だと思います。他にも「吉田松陰物語」も強力です。