addsomemusic2006-02-27



 海外にはいわゆるクリスチャン系のアルバムってのがよくあります。ジャンル分けまでされてるくらいなんで宗教系のミュージシュンって多いんでしょうね。日本人にはあまり理解できない部分かもしれないですね。クリスチャン系といってもその多くは普通の音楽です。ただ歌詞にジーザスとかハレルヤとか出てきますけどね。もちろん、あまり普通ではない音もあります。いわゆる教会音楽的なゴスペル・コーラスものとかは素養のない日本人にはかなりキビシイ。グループものだと、共通するのは清々しいボーカルやコーラスが入ったものが割りと多いような気もします。もちろん普通のロック・バンドが「ジーザス!」と叫んでるだけのものもありますが(笑)。


 FRIENDSのたぶん1970年にリリースされた『FRIENDS』を聴いています。これもクリスチャン系のフォーク・グループ。女性ボーカルが美しく、まさに清々しい雰囲気が漂っています。ただ曲によってはカントリー調でバンジョーが鳴ってたりして、これがなかなか良いんですよね。男女ハーモニーが素敵に響きます。


 女性ボーカルが果てしなく美しい「SONG HALLELUJAH」や「FREEDOM IN A CONSTANT STRUGGLE」なんてのは英国フォーク好きな方にも受け入れられるようなものですね。面白いところではCSN&Yの「TEACH YOUR CHILDREN」のカバーなんてのもあります。イントロからバンジョーが鳴って男性ボーカルが原曲に忠実なメロで歌い上げてます。めちゃシンプルながら素朴なハーモニー・ワークがなかなか良いんですよね。アコギのイントロに導かれるような女性ボーカルが割りとオーソドックスなスタイルのフォーク・ソングを歌う「CARRY IT ON」が個人的なベスト・トラック。これは染みます。ラストの曲名は「STUDY WAR NO MORE」となってるけど、これは「DOWN BY THE RIVERSIDE」という曲名で知られている古いゴスペル。どちらが正しいの?