addsomemusic2006-03-13



 私の場合ジャケ買いが多いもんで、そのアーティストについて何にも分からないことがほとんどなんですよね。頼りは裏ジャケのクレジットのみとか。今回取り上げるのはHARPERの『WAITIN HERE TIL MORNING』なんだけど、これもまた情報がない。


 何年のリリースかも分かりませんが音やジャケの雰囲気からして70年代には間違いないと思います。肝心の内容はジャケそのままといったところ。いかにも田舎のカントリー系SSW〜フォークといったところ。こんな感じのルーラル・フォーキー・アルバムって個人的にはけっこう好きだったりしてます。弾き語りではなく、アコースティック主体ながらベースやドラムもあるシンプルなバンド編成のサウンドです。曲によってはスティールやバンジョーなんかも入っていますね。


 オリジナル主体ですがカバー曲が4曲あって、取り上げているのがドン・マクリーン、クリス・クリストファーソン、ジョン・プライン、ジミー・バフェットと書くとこのHARPERのサウンドが容易に想像できると思います。


 オリジナルのデキはなかなか良いですね。特に「IT MUST HAVE BEEN ME」やちょっとクールでピアノが印象的な「I'LL BE HERE」、「HIKN' BACK HOME」といったスローな曲が粒がそろってます。先に書いたカバーでもドン・マクリーンの「AND I LOVE YOU SO」がメロウで本当に良い曲で、しっとりと歌ってくれています。クリストファーソンのカバーはジャニス・ジョプリンで有名な「BOBBIE McGEE」でカントリー・ロックなアレンジがハマっています。


 なぜか曲名やアルバム・タイトルに「MORNING」とつくものにはハズレがないような気がしてるのは私だけでしょうか?