addsomemusic2006-04-21



 これといってブログに書くようなネタが思い浮かばないので連日の裏名盤でも(笑)。いや、決してネタ切れ対応盤ではなく、大好きなアルバムなんですけどね。SSWの裏名盤ではほとんど出てこない女性ボーカルものでも。


 1976年リリースのALICIA MAYの『SKINNYDIPPING IN THE FLOWERS』なんぞ聴いております。ジャケも素敵で大好きな1枚。もちろん内容の素晴らしさは言うまでもないですよね。ジョニ・ミッチェルを彷彿させるようなヒッピー系フィメールSSW。もちろん全曲彼女のオリジナルでレベルは高いです。しっかりとした作りで、とてもマイナー・レーベルとは思えない質感です。聞く所によるとメジャーからのリリースが流れてしまい、マイナーからのリリースとなったそうです。


 緑が映えるジャケのようなカラッとした感じではなく、もう少し落ち着いた世界観が彼女の魅力かな。アシッドというほどダークではないです。1曲1曲が丁寧に作られているのでオーソドックスなSSWファンにはツボでしょうね。先にも名前をあげたジョニ・ミッチェルのフォーク〜SSW時代の音とか好きな方にはオススメ度高いです。


 オープニングを飾る「BORDERLINE」はちょっと地味ながらそこはかとない魅力に溢れた曲だしコーラスも素敵なフォーキーソング「THE PRISM SONG」も魅力的。ダルシマーが印象的な「LOVE JIG #1」にはSEVERIN BROWNEがギターで参加してます。他にも「DEARLY BELOVED」やアコギのカッティングが印象的な「CARRY ME HOME」、グッドタイミーな「END OF THE SKY」、オルゴールのような可愛らしいアレンジの「MY FAVORITE STREAM」や軽くポップな「LIZA」など良い曲がずら〜っと並んでいます。なんといっても「CARRY ME HOME」は胸をくすぐる名曲だと思います。