addsomemusic2006-04-19



 今回はMcKINNEYの1976年にリリースされた『McKINNEY』でもどうでしょう。これ最近の愛聴盤なんですよね〜。取り立てて、なにがスゴイとか全くないオーソドックスなSSW〜フォーキー・スタイルのアルバム。それにカントリー風味を加えたような味のあるアルバムです。ジャケに映るのはネルシャツにボサボサな頭の田舎臭い風貌のふたり。McKINNEY兄弟なわけなんだけど、まさにジャケそのままのルーラル・フォーキー・アルバムなんですよね。米国では掃いて捨てるくらいこのタイプのSSWってのは溢れかえっています。でもその多くが埋もれたまま消えていく存在なんですよね。このMcKINNEYもそんなSSWのひとつかもしれません。飛びぬけた楽曲とかもないんだけど、彼らの優しい歌声や温かみのあるメロディにはなんだか「懐かしさ」を感じさせるような感覚。シンプルな演奏(弾き語りではないです)がよりいっそう和ませてくれますよね。そう和みのアルバムともいえます。


 適度なカントリー・フレイヴァーが心地よさを倍増させるんですが、割りとカントリー・フレイヴァーなサウンドを嫌いな方って多いんですよねぇ。不思議だ。だから我が国はUK一辺倒なんでしょうねぇ。もっとUSに光を!なんて常々思いつつブログをしたためてるわけです(笑)。


 先にも書いたけど取り立ててスゴイ楽曲とかはありません。でも全体にレベルは高く、良質のSSW〜フォーキー・サウンドだと思います。兄弟ならではの息のあったハーモニーも聴かせてくれます。もちろん全曲がふたりによるオリジナルなんだけど、楽曲自体は1970年〜1972年に書き溜めた曲のようです。「DANCING ALL NIGHT LONG」や「CUT IT SHORT」とか楽しげで良いな〜!自主盤やアシッド、フォーキー・サイケといった特有の世界観はここには存在しません。でもシンプルながらも温かみを感じ取れるような音がお好きな方には強烈にオススメいたします。個人的大名盤!


 話しは変わりますが金欠のためヤフオクに出品しました。今回は全てCDです。興味のある方は助けてください(笑)。


 http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/nk1970jp?