addsomemusic2006-05-01



 どうやら5月17日にVIVIDからBARBARA KEITHの1969年にリリースされた1st『BARBARA KEITH』がCD化されるようですね。それも紙ジャケ仕様。割りとレアなアルバムなんでCD化を待ち望んだ方も多いんじゃないでしょうか。


 バーバラ・キースといえば既にCD化されている2ndが圧倒的に人気なのかなぁ。まぁローウェル・ジョージが参加しているというのが大きな要因でしょうけどね。ディランの「見張り塔からずっと」のカバーも良いしね。ただ1stが入手しにくい状況下では容易に聴けるのは2ndしかなかったからねぇ。


 遂にCD化となった1stですが、バックを固めているのが、カンガルー時代のバンド仲間でもあったN.D.スマートⅡを初めジェフリー・ガッチョンやジム・コルグローヴといったグレイト・スペックルド・バード〜ハングリー・チャック人脈。それにビル・キースら。もうウッドストックサウンド好きには堪らない様なメンツがずらっと名を連ねています。プロデュースはピーター・アッシャーってのも面白いよね。


 1曲目のカントリー・ロックな「FERRIS WHEEL」からイカしてます。ほとんどが彼女の作品ながら唯一取り上げたガッチョンの「WALK A LITTLE CLOSER」がなかなかの名曲。フリーソウル好きにもウケそうですね。スローで優しい歌声が印象的な「TO SEE THE MORNING GONE」やブルージーで心に染みる「MIDNIGHT VOW」もなかなか良いですね。他にも粒揃いの曲ばかりで、本当に彼女のソングライティングの素晴らしさがよく伝わります。


 個人的には圧倒的に1stのほうが好きです。2ndも悪くないけど繰り返し聴くような愛聴盤ではない。そんなわけで待望のCD化なんで興味のある方は早いうちに。