真夜中に聴きたい音楽

addsomemusic2006-05-04

 仲間内で行っているセレクト合戦ももう15回目となりました。今回のテーマは「真夜中に聴きたい音楽」なんですが難しいテーマですよねぇ。みんな大人しい感じの統一感のあるセレクトを作ってくるかな?と予想して、私のほうはヘンテコな選曲にしてしまった(笑)。


1 今夜はブギー・バック(smooth rap) / スチャダラパー (1995)
 私にしては珍しくヒップホップです。それも特大ヒットしたナンバー。この曲の歌の部分は小沢健二なんだけど、収録したのは小山田圭吾が歌うリミックス・バージョン。リミックスといってもほとんどボーカルを差し替えただけに近い(笑)。「今夜は〜」っていうくらいだから真夜中でしょ。『サイクル・ヒッツ』より。


 


2 AREA CODE 705 / CUBISMO GRAFICO (1998)
 確かニール&イライザの松田岳二のソロユニットだったと思います。こんな明るい曲がなぜ真夜中?なんて聞かないでください。ネタとして使いたかっただけなんで(笑)。明らかにSALT WARTER TAFFIなのがイカしてます。こんな曲が真夜中のクラブで流れたら楽しいだろうなぁということで。詳しくは知らないけどなぜか我が家にある7inchから。


 


3 SHORT SHORTS / THE ROYAL TEENS (1958)
 タモリ倶楽部といえば真夜中でしょ(笑)。そんなわけで長年テーマ曲としてお馴染みのコレ。こんなヘンな曲でも全米3位のヒット曲だったりしています。ROYAL TEENSといえばこのタモリ倶楽部としてのみ語られてますが、実はこの後にアル・クーパーがメンバーとして参加していたというのはあまり語られてないですね。『SHORT SHORTS & MORE GOLDEN CLASSICS』より。


 


4 CHATTANOOGA CHOO CHOO / GUY VAN DUSER (1977)
 ここらでギター・インストものでも。フィンガー・ピッキングといえば真夜中でしょ(ほんとか?)。お馴染みのスタンダード曲を小気味良いフィンガー・ピッキングで聴かせてくれています。歌モノとしては細野晴臣によるカバーが有名ですよね。『AMERICAN FINGER STYLE GUITAR』より。


 


5 MIDNIGHT AT THE OASIS / MARIA MULDAUR (1973)
 「真夜中のオアシス」っていうくらいだから真夜中でしょ(笑)。これは私らしいオーソドックスな選曲ですかね?なんといってもエイモスのギターが素敵すぎます。エイモスのギターも真夜中が似合いますよね。古き良きオールドタイミ・ミュージック感覚が伝わる名盤『MARIA MULDAUR』より。


 
 

6 MOVIE ON THE WAY DOWN / JIM O'ROUKE (1999)
 これはなんとなく真夜中っぽくない?インスト部分がやたら長い、ほとんど2部構成といった曲で後半の歌の部分も含めてなんともいえぬ美しさを持ってる曲だと思います。名盤なんだけどジャケは最悪な『EUREKA』より。


 


7 妖怪人間ベム / ハニー・ナイツ (1968)
 妖怪人間といえば真夜中でしょ。なんてったって闇に隠れて生きてるわけですから(笑)。アニメ・ソングと侮るなかれ。ここでのスウィンギーな演奏ってめちゃクールでしょ。かっこよすぎ。子供のときにテレビで見てました(再放送だけど)。子供心に怖さと悲しさ、人間の表と裏を垣間見たような気がしたアニメでした。どこぞのアニメ主題歌のコンピより。


 


8 GHOSTS / ALBERT AYLER (1964)
 妖怪人間が真夜中ならゴーストだって真夜中でしょ(笑)。年に1度は聴きたくなるアルバート・アイラー。間違ってもジャズ・ビギナーはこのアルバムには手を出さないように(笑)。分かりやすいテーマからなだれ込んでいくソロはフリーの極地。かっこよすぎ!そうフリー・ジャズも真夜中が似合うなぁ。『SPIRITUAL UNITY』より。


 


9 GIANTS ARE DYING / LITTLE CREATURES (1993)
 広島カープの熱狂的なファンである私からすれば最高の曲名(笑)。そうこれこそが巨人の葬送曲だ!葬送曲は真夜中がよく似合うもんね。・・・巨人ファンの方、すいません。リトル・クリーチャーズの長尺なインスト曲でフリーに迫るバリトンの響きがカッコイイです。『GIANTS ARE DYING』


 


10 COALHOUSE AND SARAH / RANDY NEWMAN (1981)
 ちょっと濃いのが3曲続いたんでここでホッと一息。短い曲ですがとても安らぎますよね。インスト曲ですがランディ・ニューマンの作品。映画音楽は真夜中がよく似合います。『RAGTIME』より。


 


11 FIRST LOVE / 宇多田ヒカル (1999)
 前曲の流れでここではディーバ系をと思って選んでしまったのが宇多田ヒカル(笑)。でも本当に良い曲だし、彼女のちょっとハスキーな声がけっこう好きだったりします。バラードは真夜中がよく似合います。こんなタイプの曲はもう書いてくれないのかなぁ。『FIRST LOVE』より。


 


12 THEME FROM THE LAST WALTZ / THE BAND (1978)
 ラストを締めくくるのはこの曲と選考段階から決めてました。およそザ・バンドらしくないワルツのインストなんだけど、こういったタイプのものまでもが彼らのルーツに潜んでいるわけで、改めてザ・バンドの懐の深さを垣間見せた1曲だと思います。なんてったってラスト・ワルツといえば真夜中でしょ!『THE LAST WALTZ』より。