addsomemusic2006-05-11



 今回はBONFIELD-DICKSONの1976年リリースの『PORTAGE』でも。カナダのSSWデュオで、アーティスト名はBONFIELD-DICKSONとなってるけど、HENRI AUDETとJIM DUCHESNEAUが当人達のようです。


 二人の丸い歌声が優しさを感じさせ、フォーキーというよりはしっかりとしたサウンドで、ストリングスやホーンがどの曲にも大きく使われています。そんなせいかポップス色が濃いプリAORといった感じかな。明るい曲が多くとても聴きやすく好感のもてるアルバムですね。愛聴盤です。


 1曲目の「DON'T KNOW HOW TO LAUGH」からホーンが鳴り響くポップ・チューン。ホーンとエレキ・ギターのソロの掛け合いがスリリングな「RIDING HIGH」、ストリングスが大きくフューチャーされたスロー・ナンバーの「GYPSY SAVIOUR」「TAKE TIME」など楽曲のレベルも高く安心して聴けますね。特に「TAKE TIME」の美しいメロディ・ラインにはグッときますね。ウエスト・コースト風な爽やかさが心地よい「cool baby」と並んで個人的なベスト・トラック!ほとんどの曲が彼らのオリジナルなんだけど、なぜか「CHAMPS ELYSEES」(「オー・シャンゼリゼ」です)のカバーをしているのには面白い。初めて聴いたときは本当に驚いたぞ。いつかネタとして使いたい曲ですね(笑)。