タイガー&ドラゴン

addsomemusic2006-06-04

 今日は仕事でしたが、仕事のほうは半日で終了。帰ってからはDVD見てました。レンタルしてきたドラマ『タイガー&ドラゴン』のDVD5枚(全11話)をこの金土日で見終えました。テレビでやってた時にも見てたんですが仕事とかで半分くらいしか見れてないし、おまけに最終回も見てなかったからなぁ。DVDもずいぶん前に出てたんだけどようやくレンタルしてきましたよ。とりあえず面白かったです。


 落語が舞台となるドラマってのも珍しいけど、毎回落語の話しが出てきて、落語好きの私としては興味深かったです。もちろん落語の筋とはかなり違ったこじつけに近いような回もあるけど、まぁその回もそれなりに笑って見れるのはクドカンならではなんでしょうね。これを見て落語に興味を持つかどうかは微妙だけど、まぁ落語が身近には感じられるような気はします。


 連ドラでの全11話で取り上げられた噺は「芝浜」「饅頭怖い」「茶の湯」「権助提灯」「厩火事」「明烏」「猫の皿」「出来心」「粗忽長屋」「品川心中」「子は鎹」という落語好きにはお馴染みの噺ばかり。けっこう有名な噺が多いんで、落語を知らなくてももしかした聞いたことがある噺もあるような気がしますね。個人的には何度聴いても泣ける「子は鎹」が大好きな噺。大ネタだしほんとうに良い噺でやはりドラマでも最終回に使われてたんですね。まさか『タイガー&ドラゴン』を見て泣いてしまうとは思わなかった(笑)。なんでも泣ける涙腺の弱い男なもんで(笑)。


 落語は泣ける人情噺もよいですが、やはり笑えるものが良いですよね。『タイガー&ドラゴン』の中で取り上げられた中では「明烏」と「粗忽長屋」が好きかなぁ。でも1番好きなのはやはり「明烏」ですねぇ。個人的には「寝床」「お見立て」と並んで好きな噺なんですよ。


 とりあえず「明烏」のあらすじをネットで見つけてきたのでペタリ

あまりに堅物すぎて女遊びもした事がなく世間知らずの息子に
手を焼いた地主の父は札付きのごろつき源兵衛と太助に世話を頼む。
「お稲荷さんにお参りに行こうじゃねぇか」とだまされて
吉原に連れて行かれていく地主の息子。
あわてて帰ろうとするが源兵衛と太助に脅されて泣く泣く残ることに。

「吉原の入り口の大門(おおもん=吉原の色道)には恐い見張り番がいて
 客が悪さをしないか出入りする人数を帳面につけてチェックしてるんでぇ。
 もしそいつにばれて見ろ。明治維新まで大門の所にふん縛られるぞ!!」

吉原のいかがわしい雰囲気に怯えた地主の息子は
家に帰りたいとしくしく泣き出す始末。
そこへ綺麗な花魁(おいらん)が入ってきた。
嫌がる地主の息子を無理矢理花魁の部屋に押し込み,翌朝様子を見てみることに・・・・・・・。
だが源兵衛と太助の予想を裏切り,
気持ち良さそうに一夜をともにした地主の息子と花魁の姿があった。
すっかりシラケてしまった二人は先に帰ろうとするが,そこで地主の息子がちくりとクギを刺す。

「今帰ろうとしてごらんなさい。
 私がいないんだ・・・・・二人は大門に縛られてしまいますよ♪」


 ドラマのほうではその回のゲストだった薬師丸ひろ子(役名忘れた)が甘納豆屋だったり、ラストの授業料とか、小さいながら「明烏」を知ってる人にはニヤリとさせられる設定。


 そんなわけでただいま八代目桂文楽の「明烏」を聴いてます。この「明烏」は文楽の十八番として有名ですよね。素晴らしいです。


 あ〜音楽と全然関係ない日記でした(笑)