addsomemusic2006-06-06



 今回取り上げるのはJEF JAISUNの『BRAND NEW ROSE』。1978年のリリースかな?実はコレ知人からクリスマス・プレゼントで貰ったもの。知人といっても女性ではないんだけどね(笑)。いや〜彼にはいつも感謝のしどうしです。


 よく知らないけどマイナー・レーベルものかな?「1輪の花を手に持つ男」という怪しいジャケなんですが内容はとても素敵なSSWアルバムでグッドタイミーな魅力に溢れています。SSWアルバムには地味なものが多いけど、これはなかなかハッピーな気分にさせてくれる楽曲が多く大好きなアルバムですね。スティールが絡む曲とかもあってカントリーテイスト溢れる曲もあります。


 1曲目の「IGGY'S TUNE」はそんなスティールが絡むカントリー・テイスト溢れたグッド・ソング。続く「BRAD NEW ROSE」はホーンが鳴り響く最高にハッピーな1曲。「APRICOT WINE」はフェンダー・ローズも心地よくグルーヴィーで間奏のフルートが面白い。アップ・テンポでノリのよいピアノとサックスの絡みがイカしてる「GONNA HOLD OUT TILL MY FOOD SRAMPS COME」はまさにロックンロールの味わい。前曲から一転グッと落ち着いた「DOLLAR BILLS」は泣きのメロディにコーラスが印象的なな名曲。ギターポップな感じの「HEARTBEAT IS RISIN」のなんて小気味良いこと。こんな感じで粒揃いながらバラエティに富んでるA面に対してB面は長尺な曲が並んでたりしています。B面の1曲目を飾る「SEE YOU IN AWHILE」は12弦の響きが大好き。コーラス隊やハモンドやホーンなども入ってきます。ライブ録音された「I SMELL LIKE 90 WEIGHT」や10分を超える「THE EMPRESS」など本当に全曲聴き所。とにかくノリがよく軽快なSSWアルバムだと思います。内容を知らないとなかなかジャケ買いできない感じですが(笑)、とりあえずオススメですよ。