addsomemusic2006-07-02



 LANDER BALLARDの1977年にリリースされた『HIGH TIME』はなかなか好きなアルバムなんですよね。でもこのジャケはないよなぁ。芸術性を求めたのでしょうか?絵心は全くありませんが、ただヘタとしか思えないし、これじゃアルバムの内容を全く伝えてません。このジャケじゃアルバムの良さの10分の1も表現できてないでしょ。ジャケは重要です。


 ジャケはダメでも内容は素晴らしいです。ギター、ベース、キーボード、ドラムというオーソドックスなフォーマットでいかにもSSW然とした雰囲気。このワンパターンさがSSW好きには堪りせんけどね。それになんといってもLANDER BALLARD自身の手による楽曲のレベルが本当に高いんだよねぇ。


 彼のハイトーンなボーカルに、軽快なメロ、そこにアコギが乗っかれば素敵なアコスティック・グルーヴを醸し出します。ボーカルのファルセットなところとかALZOを彷彿させますよね。オープニングを飾る「HIGH TIME」や続く「PREVIOUS THINGS」なんかいかにもそんな感じの楽曲。ピアノの音を中心に据えた「SONG FOR AN AGING MINSTREL」なんてオールドタイミーな雰囲気が。メロウな「KATHIE'S LOVE SONG」はいかにも素敵なラブ・ソングといった美メロな曲だし、ロック色が濃い「IT JUST CAN'T COME TO AN END」など楽曲はバラエティ豊か。それにしても、それらの曲がどれも本当にいいんですよ。結構オススメ度高いです。