addsomemusic2006-10-01



 ただいまのBGMはCHRIS, CHRIS & LEEの『S.T.』なり。その名の通り、二人のCHRISであるCHRIS DUNN、CHRIS SMITHとLEE PAULによる3人組み。何年にリリースかは不明だけど、間違いなく60年代後半から70年代前半の音だと思うんだけど。アコギを中心としたサウンドに3人のハーモニーが絡む、思い切り私好みのパターンですね(笑)。


 A面がメンバーによるオリジナルでB面がカバー曲を集めた構成になっています。「HELPLESS HOPING」や「CALIFORNIA DREAMIN'」といった有名どころのカバー曲の収録で彼らの音楽性が容易に想像つくと思います。そんな素敵なカバーの収録も嬉しいんだけど、なんといってもA面のオリジナル曲のデキが本当に素晴らしい。オーソドックスなフォーキー・スタイルで、決して上手いボーカルでもない。CSNの足元にも及ばない(笑)ハーモニーで割と淡々と歌っている印象なんだけど、シンプルな演奏の中でメロディの良さが際立って耳に届きます。アルバム・オープニングを飾る「FLYING BIRD」やベースがグイグイ引っ張る「THANK YOU」や軽快な「THE PINK SONG」などどれも割りと明るめの楽曲で心地よさバツグンです。


 カバー曲はどれも良い解釈なんだけどボーカル力が弱いんで、やや分が悪いかな。面白いのがラストを飾る「SAMSON」と名づけられた楽曲。アコギをジャカジャカならしながらカバー数曲のメドレーとなっています。・・・すいません曲名が思い出せない(笑)。でも途中で「GET TOGETHER」とかも出てきてニンマリです。