addsomemusic2006-10-04



 忙しさは相変わらずですが、今日はなんとかレコを聴けるような時間に帰ってきたんでブログを更新です。なんとなく取り出して今聴いているのはキャロル・キングの『TAPESTRY』です。1971年リリースののソロとしては2枚目のアルバムですね。もう今更説明不要でしょ。


 初めて聴いたのは高校生の時でした。まぁ雑誌によくある70年代の名盤とかの特集には間違いなく取り上げられているアルバム。超ロングセラーだしグラミーも取ったはず。そんなに名盤なら聴かなきゃ・・・と思って手を出したんですよね。でも高校生当時にはよく分からなかったな〜。いわゆる熱いアメリカン・ロックが好きだったロック少年にはSSWのアルバムなんてとても地味に聴こえたんですよね。まぁ色んな音に接しててきて、段々と耳が肥え始めた大学生の頃にはいつの間にか愛聴盤になっていました。それから10年以上の年月が経ちましたが、このアルバムは聴けば聴くほどに愛着が深くなっていくという恐ろしいアルバムだったと最近気がつきました。もうこのアルバム以上の名盤はないのでは?と思います(個人的に好きなアルバムとは意味合いが違います)。


 とにかく素敵な曲が詰まっています。もうそれだけで十分じゃないですか。ピアノの音のイメージが強いアルバムだけど、弾き語りではなくしっかりとアレンジされたサウンド。当時のニュー・ソウルの影響も感じられます(これ以降に更に顕著になるけど)。決して退屈なものではなく、その素晴らしさは初めて聴いたときから20年経ちますが、その魅力は増すばかりです。とにかく全ての音楽好きに捧げる名盤中の名盤だと思っています。もし音楽好きの方で未聴な方がいましたら、レア盤なんて追いかけてないで、まずはこのアルバムを聴きましょう。


 いまではスタンダードといってもいいくらいに定着している楽曲ばかり。全曲聴き覚えがある・・・といっても案外間違いではないかも。「YOU'VE GOT A FRIEND」や「WILL YOU LOVE ME TOMORROW?」「(YOU MAKE ME FEEL LIKE) A NATURAL WOMAN」とか多くのアーティストに取り上げられてるような人気曲ですが、個人的には「SO FAR AWAY」が愛してやまない1曲だったりしています。


 大売れしたアルバムなんで何度もリリースを繰り返していますが、オリジナルは一応「ODE 70」のロゴが入ったヤツだと思います。そのODE 70盤にもセカンド・プレスとかいろいろあるのかな?そこまでは知りませんし、あまり興味がない(笑)。CDで聴いたってその魅力にはなんの変わりもありませんから。


つづれおり

つづれおり