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MARK GADDISの1976年にリリースされた『CAROUSEL MAN』というSSWアルバムを長らく愛聴していたわけなんです。ミネソタはミネアポリスのSOUND 80で録音された、とてもメロディアスで心地よい本当に素敵な1枚。同郷のロニー・ナイトの参加も見逃せないです。女性のハーモニーが随所の聴かれるのも効果的です。
そんな『CAROUSEL MAN』を数年聴き続けていて大好きなMARK GADDIS。今年になってMARK GADDISの違うアルバムを発見して興奮しながらゲットしたんですよ。そのアルバムは『HEART TRAVELS』というもの。その『HEART TRAVELS』に針を落として聴いてると・・・「ん？？」・・・なんだか聴き覚えのある曲が・・・カバーかな？・・・・なんて思ってたら次の曲も・・・次の曲も・・・ここまで聴いてようやく「ハッ」とした私はただのお馬鹿なのかもしれませんが、慌てて取り出したのは愛聴していた『CAROUSEL MAN』。
『CAROUSEL MAN』と『HEART TRAVELS』を見比べて見ると全く同じ曲が収録されていました。同じ曲というよりも同じアルバム（笑）。アルバム・タイトルもジャケもレーベルも違うんだけど同内容のアルバムに愕然としてしまった。こんなことってよくあることなんですかね？
まぁもともと内容の素晴らしさは熟知していて好きなアルバムだから単にジャケ違いとしてそれなりにコレクションするには構わないんですけどね。地味ながら『HEART TRAVELS』のジャケのほうが好みだし。ただ、なんだか納得できないモヤモヤ感があるのは私が単に貧乏性だからなんでしょうか？（笑）
とにかく内容は良いです。素晴らしいグッド・ソングがてんこ盛りでとてもハッピーな気分になれますね。ポップな印象を受ける明るめな曲がとても印象的です。頭の2曲「CAROUSEL MAN」「CARRY ON」がまさにそうで、掴みはOKってところですね（笑）。本当に溢れんばかりのメロディアスなナンバーです。スローな「IN LOVERS HANDS」「JUDAS」あたりは名曲感が漂っていますねぇ。アコギの弾けるような音と素敵なハーモニーが抜群なフォーキー・ソング「HEART TRAVELS」も素敵です。とにかく捨て曲なしのオススメ・アルバムです。結構安く見つかりますので見かけたらぜひ！
