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さてこれが今年最後の更新になります。2006年の最後を飾るのに何を取り上げよう?と思ったわけですが、これといって思い浮かばない。それに最後を飾るアルバムってなんだよ・・・今わの際に聴くアルバムじゃないんだから(笑)
だから普通になんとなく手が伸びて聴いてるアルバムを取り上げておきます。ただいまのBGMはBARRY MANNの『SURVIVOR』なり。1975年リリースの3枚目。バリー・マンの1stは60年代前半にリリースされたポップス・アルバムなんで、SSWの音を求めるのなら2ndの『LAY IT ALL OUT』以降ということになります。
当時のSSWブームの中でリリースされた『LAY IT ALL OUT』もすごい名盤だと思うけど全く売れなかったそう。続くこの『SURVIVOR』も同様だそうで・・・。内容的にもレベル的にもそして知名度や実績からしてもキャロル・キングと全く甲乙付けられないくらいのモノだと思うんですけどね。当時のセールスがここまで違ってきてしまったのはなぜなんでしょ?いろいろあるんでしょうね(笑)。
名盤の名高い『LAY IT ALL OUT』ももちろん大好きなんですが、個人的にはこの『SURVIVOR』のほうが好きでよく聴いています。この2枚のアルバムにそれほど大きな違いはないんですが、単に『SURVIVOR』に収録されてる曲のほうが「好み」だったということだけでしょうね。
60年代に数々のヒット曲を世に送り出した素晴らしきソングライター(70年代以降にも数多くのヒット曲を生み出しています)。その才能はこのアルバムにもちゃんと発揮されています。本当に素敵なポップ・ソングが詰まってるんですよ。SSW的な色合いの曲ではバリー・マンらしさがにじみ出てますねぇ。BJトーマスとかそんな感じで。割とドラマチックな作風なんで、そこらへんが鼻に付く人もいるのかな?素直に良い曲ばかりだと思いますよ。
プロデュースはブルース・ジョンストン、テリー・メルチャー、バリー・マンによる共同名義。バックにもビル・ハウス、ハル・ブレイン、ラリー・ネクテル、ジェリー・イエスター、スパンキー・マクファーレン、キャプテン&テンール・・・などなど書ききれないくらいの豪華なメンツを揃えています。これだけでも食指が動きますよね。
余談ですが、アナログではオリジナルと収録曲が違ってるセカンド・エディションがあります。「I'M SURVIVOR」が1曲目なのがセカンド・エディションですね。CDで聴けば全曲聴けるんで問題ないです。そういえばバリー・マンの4枚目ってまだ未CD化でしたっけ?
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では、よいお年を!