酒と音楽の日々

addsomemusic2007-02-04

 今日は天気もいいし、ちょっとヒマでもあったんで奥さんとドライブに行ってきました。行き先はお隣の山口県宇部市。そこに何があるかって?別にこれといったものはないんだけど、私の目的は永山本家酒造場へ行ってみたいということ。そんなわけで永山本家酒造場へ行くために高速道路を走って宇部まで行ってきましたよ〜!


 最近のお気に入りのお酒の銘柄は「貴」です。この「貴」、文句の付けようがないくらいにウマイ。山口のお酒で、この素晴らしいお酒を造っているのが永山本家酒造場さんです。明治21年創業という歴史ある酒蔵で、本来は「男山」という銘柄を主力としていました。若き杜氏である永山貴博氏によって作り上げられたのがこの「貴」。純米にこだわった本当に素晴らしいお酒でございます。


 普通の道路地図を持って出かけたんですが、その地図に「永山本家酒造場」の名前があってビックリ。場所を探すのが容易でした。以前に同じ山口のお酒で「獺祭」という銘柄を造っている旭酒造にも訪れたことがありますが、こちらはかなりの山奥で相当場所が分かりにくかった経験があります。「貴」といい、「獺祭」といい、本当に山口には美味しい地酒があります。小さい蔵なんですが、本当に愛情を込めてお酒を造ってるなぁと感じますね。


 永山本家酒造場ですが、日曜なので蔵自体はお休みのようでした。で、そろ〜っと入口のドアに手を伸ばしてみると鍵もかかってなくて開いちゃったじゃない。そしたら奥から女性の方がやってきました。お話しをさせてもらったら杜氏のお母さんのよう。いろいろお酒の説明を受けて、その後は蔵の中を案内してくれました。


 蔵の中を一通り案内してもらえたのが嬉しかったなぁ。麹室では実際に麹を少し食べさせてもらったし、仕込みのタンクの中では醗酵によりブクブクと泡が発ってる様を直接見れたしね。出来立て(?)の酒粕も食べちゃいました。これが相当上手くてビックリした。見学の後には手作りの甘酒まで頂いちゃった。ホント感謝です。


 蔵の建物も明治から続くかなり古いもの。今では使用していない酒蔵ならではのエントツ。「昔は黒い煙を出してたよ〜」なんて昔話もまた嬉しいもの。小さい蔵ならではの愛情のこもった手作り感がよく伝わりました。


 杜氏がちょうど留守にしていたのでお会いできなかったのが残念ですが、日本酒党としてはとても楽しい時間を過ごさせていただきました。


   

 http://www.ut21.net/~otokoyama/
 http://www.syusendo-horiichi.co.jp/taka/taka2.htm