addsomemusic2007-02-16



 DAN JENKSといえば1981年にリリースされた『SAY NO MORE』が割と知られてるのか?いや、これも知られてないな(笑)。インディアナポリスのマイナーなSSWです。フルートを持ったDAN JENKSが映るジャケはマイナーなSSW〜フォークを追いかけてる方なら何度かお目にかかってると思います。基本は彼のアコギとボーカルなんだけど、曲によってはフルートも演奏しちゃうのが個性的ですね。とてもマイルドで伸びやかなボーカルがとても素敵です。


 『SAY NO MORE』が唯一のアルバムと思われてる方も多いかもしれませんが、彼にはもう1枚『LIVE AT EAGLE CREEK AMPHITHEATRE』というアルバムがあります(他にもあったらゴメンナサイ)。1982年のリリースで、その名の通りライブ盤でございます。これが録音されたライブ会場って野外なのかな?鳥のさえずりとかが聴こえます。これが彼のしっとりとした音楽に妙にハマるんですよね。


 全曲彼のアコギとボーカルというシンプルな弾き語り。前年の『SAY NO MORE』と重複する曲はありません。全部新曲なのかな?詳細なクレジットがないんでよく分かりませんがたぶん全曲彼自身の手による曲だと思います。基本的に弾き語りライブという地味な音世界なんで、苦手な方も多いかもしれませんが、彼の美しいボーカルとシンプルなアコギの演奏で彼の優れたソングライティングがよく伝わってきて、個人的には『SAY NO MORE』よりも好きだったりしています。


 割と明るめな「NOTHIN' BUT A SMILE」が個人的なベスト・トラック。「BOUREE」では彼のフルートの演奏が堪能できます。


 『SAY NO MORE』も、この『LIVE AT EAGLE CREEK AMPHITHEATRE』もマイナー・プレスものだと思うけど、かなりのデッドストックが流出していて本当によく見かけます。当時は本当に売れなかったんでしょうねぇ(笑)。