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　大好きなBOB MORLEY。いつかSSWの裏名盤で取り上げようと思ってたんですが断念いたしました。なぜかといえば彼がシンガーソングライターだという確信が持てなかったから（笑）。彼のアルバムは何枚か聴きましたがカバー曲ばかりなんですよ。知らない曲はもしかしたらオリジナル曲なのかもしれませんが、彼のアルバムはどれも曲ごとのクレジットがないんで不明なんですよね。とにかく大ネタも含めてカバー曲が多いんで、きっとオリジナルはないんだろうと勝手に判断しちゃいました（笑）。やはり自分で曲を書かないとSSWではないですからね。でも彼のアルバムはどれもSSWな肌触りなんで、普通にSSWアルバムとして聴いてるんですが（笑）。

　彼のアルバムでは『THROUGH A GLASS, DARKLY』が1番好きなんですが、都合により『AT HOME IN THE WORLD』を取り上げておきます（笑）。1975年リリースのアルバムで、ここでも素敵な曲が詰まっています。MAC DAVISやCAROL KING、JOHN DENVERなどなど有名曲が目白押し。中でもキャロル・キングの「HOME AGAIN」とロッド・スチュワートでお馴染みの「SEEMS LIKE A LONG TIME」のメドレーなんて絶品です。

　他にもイーグルスの「DESPERADO」のカバーが個人的には嬉しい。邦題は「ならず者」ですね！イーグルスのオリジナルよりも若干テンポは速く、スティールが鳴り響いていて心地よい。歯切れの良い歌い方が、メロウなオリジナルと違って名曲度はやや下がった感じは否めませんが、これはこれで素敵なカントリー・バラードに仕上がっています。あとどうしてもソロのせいか、ハーモニーがないのが寂しいんだよなぁ。でもエンディングのソプラノ・サックスのソロとかメチャ素敵です。とにかく良い曲はどんなアレンジでも心地よいものなんですね！