addsomemusic2007-03-13



 ただいまのBGMはJOHN & BONNIEの『JOHN & BONNIE』なり。何年のリリースなんだろ?たぶん1975年頃のテキサスはヒューストンのマイナー・フォーキー・アルバム。ここでの主役はBONNIE BARR STEELEとJOHN B. STEELE。夫婦デュオなのかな?でもこの二人、全く曲は書かないようで、ここでも収録されている曲は全てカバー曲。それも大ネタも含み、カントリー系フォーキー・ソングが多い。アメリカならではだね〜と思います。全曲ではないと思うけどライブ録音もあり、とにかく自分たちの好きな曲を歌いました!といった感じがとても心地よいんですよ。アメリカにはこんなアルバムがローカルな世界でたくさんあるんでしょうね。


 クリス・クリストファソンの「BOBBY McGEE」やマイケル・マーフィーの「WILDFIRE」、フィル・エヴァリーの「WHEN WILL I BE LOVED」といった個人的にも大好きな曲のカバーが嬉しいですが、でもこのアルバムの聴き所はイーグルスの「DESPERADO」「BEST OF MY LOVE」でしょうね。様々なカバーが聴かれる「DESPERADO」はまぁありがちですが、意外にも「BEST OF MY LOVE」のカバーってのは珍しいような気がします。


 BONNIE STEELEのソロで歌われる「DESPERADO」は大きくメロディをくずすこともなく素直に歌っています。やはりハーモニーがないのは寂しいですね。ピアノがなかなかいい感じで響いています。それよりもJOHN B. STEELEをリードにBONNIE STEELEがハーモニーを付ける「BEST OF MY LOVE」が個人的ベスト。かなりシンプルなアレンジで歌っていて、オリジナルで聴けるようなちょっと派手な展開はなく素朴に響きます。オリジナルのデキが素晴らしいだけに、ここで聴けるものはかなり物足りない印象もありますが、もともとフォーク好きな私としてはこれもアリなんですよね。他にもどれも素直に楽しめる内容だと思います。