addsomemusic2007-03-15



 ただいまのBGMはT & M EXPRESSの『T & M EXPRESS』なり。T & M EXPRESSはTIM YORKとMICHAEL HAWTHORNEによるデュオなんだけど、クレジットにはベースとドラムのメンバーも並んで書かれています。T & Mの二人を中心としたフォーク〜カントリー・ロック・バンドといったほうが近いのかもしれません。とにかくこれはもう大好きな1枚。


 1977年にリリース。オハイオのマイナー・プレスというかほぼ自主盤の類なのかな。とにかく二人による素晴らしい楽曲が詰まっています。アコギ好きな私としては、ここで聴かれるアコギのカッティングだけでクラクラきちゃいます。それに二人のハーモニー!ほとんどの曲を二人で揃って歌ってる感じ。デュオ好きなんでこれも堪りません。そんな感じで思い切り好きなタイプなんですよねぇ。


 オープニングの「MORNING LIGHT」からしてアコギがジャカジャカ鳴り響く軽快なナンバー。「RIVERSONG」も同様のパターンでドツボな1曲。ややスローでソロで歌われる「MORNING GLORY」も心地よい。全体的に生真面目な歌い方という気もしますが、声質も滑らかで大好きです。ふたりのボーカルが気持ちよく、ハーモニカが印象的なミディアム・ナンバー「ELIZABETH」は素朴ながら大好きな1曲。


 唯一のカバーが「DESPERADO MEDOREY」と題された曲。その名の通り、2曲のメドレー形式なんですが、そこで取り上げたのがガイ・クラークの「DESPERADO WAITING FOR A TRAIN」とイーグルスの「DESPERADO」。ふたつのDESPERADOソングをメドレーで歌うという単純というか、面白いというか、こういうセンスは大好きだったりしています。ここでもやや生真面目な感じのカバーになっていますが、やはり名曲2曲のメドレーは圧巻。素晴らしすぎます。ユニゾンで歌われる「ならず者」は好きな曲なだけに顔が緩んで締りがなくなっちゃいますよ(笑)。
 

 とにかくマイナーなフォーキー系の音で軽快なものがお好みなら絶対にオススメいたします。名盤です。ジャケも最高だしね!