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　EBBANFLOの1980年リリースの『SPECTRE OF PARADISE』は本当に大好きな1枚。まさに「トキメキ・フォーキー・ポップ」といいたいような素敵過ぎるアルバムです。EBBANFLOはJULIE HUBBARDとSUSAN SMITHによる男女デュオ。二人による歌とギターを中心にした音作りで、シンプルながらしっかりと作りこまれた印象を受けます。ガット・ギターやフルートの使い方が上手く二人のハーモニーと軽快なメロディの楽曲にのせて楽しく、そして心地よく、そしてドリーミーに響き渡ります。

　楽曲は1969年から1979年までに書き溜められたもののようですが、どれも時代の違和感を感じさせずストレートにメロディの良さを投げかけてくれています。基本は男性ボーカルがリードを取っていますが、そこに絡む女性コーラスとギターのアンサンブルが絶妙。ちょっとラテン・フレイヴァーも感じさせ気持ちよさこの上ない極上のサウンドです。

　文句なく捨て曲なしの全曲名曲のウルトラ名盤だと思います。SSW好きはもとより全ての音楽好きに聴いてほしい本当に素敵なアルバムだと思います。基本的に軽快な曲が多い中、女性がリードを取るアシッド・テイストな曲があるのもまたポイント。