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果たしてこれはジャズなのだろうか?たぶんジャズなんでしょう。いや、フォークか?まぁそんな感じの素敵なアルバムを聴いています。それはGUY VAN DUSER & BILLY NOVICKによる『RAISIN' THE RENT』なり。何年のリリースかな?たぶん70年代終わりから80年代頭にかけての頃だったと思います。
GUY VAN DUSERのギターにBILLY NOVICKのクラリネットやソプラノ・サックス。他にベースとドラムという4人編成のジャズとしてはオーソドックスな編成。取り上げてる楽曲はたぶん皆、古いジャズ・ソングだと思います。
とにかく楽しみました・・・という言葉があまりにもピッタリなこのアルバム。ここにあるのは和やかな演奏ばかりで、ジャズにありがちは鬼気迫るようなインプロヴィゼーションの応酬・・・なんてのは全く感じられませんね。
まさにギターの名手といってもよいGUY VAN DUSERは全編に渡りクラシック・ギターを弾いていますし、そこにクラリネットの柔らかい音色が被されば、その素敵なサウンドが容易に想像できると思います。なんだか申し訳程度にボーカルを取っているのも和み度アップですよね。素敵すぎます。
この二人の共演は何枚もアルバムを残してくれているんで嬉しい限りですが、個人的にはジャケも含めてこのアルバムが1番好きだったりしますね。GUY VAN DUSERはソロ名義でも素晴らしいアルバムが何枚もあり、アコギ・ファンは必聴でしょう。