addsomemusic2007-09-07



 そういえば、ちょっと前にリビー・タイタスのアルバムが再発されてましたね。紙ジャケだったっけ?もう随分前にCD化されてたんですが廃盤の時期が長く、再発されるのを首を長くして待たれていた方も多かったのでは?1977年リリースでかなりAOR寄りのサウンドで、個人的にはあまり聴きませんが素敵なアルバムなのには間違いないですよね。


 で、ただいまのBGMはリビー・タイタスの『LIBBY TITUS』なり。この度再発されたヤツではなくもう1枚の『LIBBY TITUS』を久々に取り出して聴いてます。案外知らない方もいるかもしれませんが、1970年初頭頃(たぶん)にリビー・タイタスは1stアルバムをリリースしています。


 便宜上「ウッドストック」のカテゴリーにしましたが、ウッドストックサウンドを期待して聴くと思い切り肩透かしです。ここで聴けるのはヒット曲のカバーによるボーカル・アルバム。ストリングスとかをバックに歌い上げてるような感じです。ただ歌の上手さはやはり光ますね。曲によって歌い方を変えたりして表現力が豊かで、小粋なアレンジと相まって決して曲負けはしていない歌を聞かせてくれます。特別なアルバムではないですがボーカル・アルバムとしては素晴らしいデキの1枚だと思います。それに選曲がなかなか良くって、ゆっくりと女性ボーカルものが聴きたいときなんかはいいホントに感じですよ。


 取り上げてるのはポール・サイモンの「CLOUDY」、ビートルズの「THE FOOL ON THE HILL」「HERE, THERE, AND EVERYWHERE」「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」、ラヴィン・スプーンフルの「COCONUT GROVE」「YOUNGER GENERATION」「YOU DIDN'T HAVE TO BE SO NICE」、ジョニ・ミッチェルの「MICHAEL FROM MOUNTAINS」、ティム・ハーディンの「BABY CLOSE ITS EYES」「IT'LL NEVER HAPPEN AGAIN」、ビージーズの「HOLIDAY]・・・など。これらの名曲が若かりし頃のリビー・タイタスの歌声で聴けるんだから、興味が沸くというもんですね。


 ラヴィン・スプーンフルで1、2を争うくらいに大好きな「YOUNGER GENERATION」のカバーが嬉しい。テンポを早くしてちょっとキュートな感じで歌ってくれてます。これはこれで良いかなと。