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なんとなく取り出して聴いてるのはHEARTS & FLOWERSの『OF HORSES, KIDS AND FORGOTTEN WOMEN』なり。1968年の2nd。前年にリリースされた1st『NOW IS THE TIME FOR HEARTS & FLOWERS』のほうが評価が高いのかな?どちらも甲乙付けがたいくらいに素晴らしいアルバムなんで、取り上げられる機会が少ないと思われる2ndのほうを(笑)。
後にカントリー・ロックの名盤『SWEET COUNTRY SWEET』をリリースするLARRY MURRAYを中心としたバンド。サウンドは同時代にみられるようなフォーク・ロック的なアプローチ。だけど一筋縄でいかないようなサイケ・フィーリングも漂わせています。曲によってはバーズ風だったり、中期ビートルズ風だったり、カントリー・ロックの萌芽的なサウンドも聴かれます。時代的に1stよりも格段にサイケ・ポップな肌触りは強いですね。個人的に大好きな「SHE SANG HYMNS OUT TUNE」が収録されてるだけでも愛聴盤。ロジャー・ティリソンの「ROCK AND ROLL GYPSIES」は実は1stにも収録されています。
さて、1stの『NOW IS THE TIME FOR HEARTS & FLOWERS』にも針を下ろしてみましたが、やっぱりこちらのほうが良いですね(笑)。ラリー・マーレイのオリジナルももちろん良いんですが、アーロ・ガスリーやティム・ハーディン、ドノヴァン、マーティ・クーパー、ホイト・アクストン、キング=ゴフィンといったSSW好きには堪らない選曲も手伝って、確実に私の好みのサウンドに仕上がっていました。
フォーク・ロック系の音がお好みの方はぜひ聴いてみてください。2in1でCD化もされています。
- アーティスト: Hearts & Flowers
- 出版社/メーカー: Rev-Ola
- 発売日: 2003/01/14
- メディア: CD
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