addsomemusic2007-10-04



 先月の後半から仕事が激務でした。会社が決算だったもんで月初までバタバタ。ちょっとした合い間もあったんだけど、そんな時に朝まで呑みに行ってたりしたもんだから、さすがに疲れが一気に出たのかここ数日は風邪をひいたようで熱も出る始末。グッタリです。


 とりあえず一段落かな。もうめっきり涼しくなってきましたね。秋の夜長には素敵なSSWがよく似合います。


 前回の「SSWの裏名盤」ではマーク・ヘンリーを取り上げました。あのアルバムではマーク・ヘンリーとマイケル・ジョンソンによるギターがとても印象的なんですが、効果的にピアノの音が聴こえてきます。そのマーク・ヘンリーのアルバムにピアノとして参加していたのがジョフ・ハリントン。


 そんなわけで、ただいまのBGMはJEFF HARRINGTONの『QUIET CORNER』なり。1975年にリリースされた1st。マーク・へンリーと同郷のミネソタは本当に素晴らしいSSWの宝庫ですね。このジェフ・ハリントンのアルバムも「グレイト!」としか言い様がない素晴らしい出来栄え。同じSSWでもギター弾きの方のアルバムに比べてピアノ弾きの方のアルバムは音数も多くアレンジやサウンドがしっかりしたものが多いですね。ここでもしっかりとしたサウンドながら、マイナー・プレスならではの瑞々しさを感じ取れます。それに、プレAORともいえるようなメロウなナンバーの数々に胸が熱くなります。なんといってもこのメロディ・ラインの素晴らしさは特筆ものでしょうね。とても繊細ながら暖かさも感じさせてくれます。極上のシティ・サウンドというところか。


 オリジナルはかなりのレア盤の類なんですが、こんなマイナーなSSWアルバムも今ではCD化されています。VIVIDから「ビター・スウィート・アメリカ」シリーズの1枚として出た時には感動しました。同時に2ndもCD化されましたが、私のような基本がフォーキー路線の方は聴かなくても良いかと。


クワイエット・コーナー(紙ジャケット仕様)

クワイエット・コーナー(紙ジャケット仕様)