addsomemusic2007-10-12



 ただいまのBGMはCROSSROADSの『WAYFALING STRANGER』なり。1980年にカリフォルニアのマイナー・レーベルからのリリースだと思われます。老人(?)のイラストによるシンプルなジャケ。このジャケで手が伸びる人はいい眼をしています(笑)。冴えないジャケだけど内容は素晴らしいフォーキー・アルバム。一応クリスチャン系なのかな?男性3人による本当に素敵なフォーキー・バンドでシンプルながら素敵な世界が広がるオススメ盤です。


 3人によるボーカルとギターを中心にベースやピアノが重なるサウンド。曲によってはややギターやキーボードが強く熱い一面も覗かせていますが、アルバムを通していわゆるフォーク・サイケと呼ばれてるような音で、自主盤あたりのシンプルで瑞々しい音が好きな方にはマストでしょう。


 クレジットを見る限りオリジナル曲はないようです。インスト2曲を含みますが、どの曲もなかなか良いんですよね。アコギの響きとハーモニーが絡まると個人的にはもうノックアウトです(笑)。曲によっては3人がそれぞれリードを取っていますが、みんなボーカルやハーモニーとかやや青臭い部分も覗かせてますが、そういうのがこういったフォーキー系の音には不思議と合うんですよ(笑)。1曲目の「TEN THOUSAND ANGELS」のイントロのアコギの音色一発でハマリます。これ名曲デス。それにしてもラストを飾る「JESES LOVES ME」はどう聴いても「しゃぼん玉」のメロディーなんですけど。


 とにかくいい曲だらけ。青いハーモニーも素敵。アコギの音色にウットリ。私の好きな音楽の要素が詰まった素敵なアルバムです。