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　あ〜忙しいったらありゃしない。ゆっくりとレコを聴く暇もなくなってきました。こんな状態がしばらく続きそう・・・なんて思っただけでゾッとします。でもそんな時にこそ素敵なレコを聴いて元気になりたいもんですね。

　ただいまのBGMはDAN MOBLEYの『WALK IN THE WIND & THE RAIN』なり。1975年リリースのマイナー系。これがまた素敵な1枚だったりしています。ジャケそのままなルーラル・フォーク・サイケ・・・というよりカントリー・ロックだな（笑）。全体的に落ち着いていて、ゆったりとした肌触りのカントリー・ロック系のサウンド。素敵な楽曲に暖かいボーカルで心地よさバツグン。それに彼の手による楽曲の素晴らしさもあってSSWアルバムとしても一級品の味わいです。

　やはりアルバム・タイトル曲がベスト・トラックでしょうかね。今でも現役の彼の代表作といって間違いないでしょう。収録されたほとんどが彼のオリジナルなんですが、カバー曲もあって、なんといっても「COLORADO」が秀逸ですね。マナサスでお馴染みの曲（リック・ロバーツの作です）で、ここでもゆったりとした味わい深い歌と演奏を披露してくれています。さすがにマナサスのようなハーモニーには大きく劣りますが、スティールが心地よく地味なアレンジで、それなりに染みる歌になっています。個人的には結構好きですね。

　それから、このアルバムが録音されたのがインディアナポリスの700 WEST SUTIDIOSと書けば「おっ」と思われる方も少なくないと思います。