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　季節柄クリスマス・アルバムを取り上げよいかと。去年は何を取り上げたかな？と確認してみたらCHRISTMAS JUG BANDでした。あ〜いかにも私らしいアルバムでしたね。じゃあ今年はあまり私らしくないようなものでも。

　ただいまのBGMは『MINT SOUNDS'S CHRISTMAN ALBUM』なり。1993年にリリースされた、その名の通りMINT SOUNDからのオムニバス。MINT SOUNDはネオGSを中心としたインディー・レーベルで、東京の極一部の地域で熱烈な支持を得ていたようです（笑）。ちなみにこのアルバム、レコードとCDでは収録曲や曲順が違うんですよね。

　収録されてるのはもちろん日本のバンドによるクリスマス・ソングの数々達。熱いバンド・サウンドでインディーならではの荒削りなサウンドが生々しくてハードなのからキュートなのまでイカしたヤツラが揃っています。

　聴き所といえばオープニングを飾るブラボー小松&戸川京子の「WHITE CHRISTMAS」とかオリジナル・ラブの「CHRISTMAS NO HI」になるんでしょうか？他にも小西康晴が参加したYOUNG ODEONの「SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN」なんてのもあるし、今となっては伝説のネオGSバンドのワウワウ・ヒッピーズの「ME AND BIG SILVER」も貴重といえますね。

　でも個人的にはTHE PAISLEY BLUEの「I SAW MOMMY KISSING SANTA CLAUS」に尽きます。だってこの曲が聴きたくてコレを買ったんですから（笑）。THE PAISLEY BLUEはロッテン・ハッツ〜ヒックスヴィルの真城めぐみを含む3人組ガール・ポップ・バンドでした。

　クリスマス・スタンダードの「I SAW MOMMY KISSING SANTA CLAUS」のカバーなんですが、これがねぇもうそのまんまロネッツなわけですよ（笑）。クリスマス・アルバムの定番でもあるフィル・スペクターの『A CHRISTMAS GIFT FOR YOU』を聴いたことのある方には思わずニンマリしてしまうような出来栄えだと思います。まぁほぼ完コピというか、雰囲気はよく掴んでいますね。

　実は個人的にTHE PAISLEY BLUEのこの曲しか聴かないんで、他の曲の印象はほとんどないんですよね（笑）。

Christmas Gift for You from...