addsomemusic2008-03-12



 大好きなウッドストックサウンド。そんなウッドストックサウンドの見本市ともいえるようなアルバムがBOBBY CHARLESの1972年にリリースされた『BOBBY CHARLES』だと思います。BEARSVILLEからのリリースで、少なくとも我が日本では「ベアズヴィルはこんな音」という印象を良くも悪くも付けてしまったアルバムなんでは?なんて思います。ベアズヴィルの主力と言えばトッド・ラングレンユートピアとかフォガットとかなんですけどね。


 もちろん収録された楽曲の素晴らしさはもちろん、なんともルーズながら温か味のあるボビー・チャールズのボーカルもまた魅力的。といっても彼を支えるバック陣の豪華さがこのアルバムを人気盤に仕立てたんでしょうね。


 ロビーを除くザ・バンド陣の他に、エイモスを初めとしたハングリー・チャック組やジェフ・マルダー、ボブ・ニューワース、ジョン・サイモン、マック・レベナック(ドクター・ジョン)などなど本当にスゴイ。かといって派手さは一切なく、地に足がついたようなしっかりとしたサウンドはまさにウッドストックサウンドの典型。


 名曲「SMALL TOWN TALK」や「TENNESSEE BLUES」はもちろん素晴らしいが、オープニングを飾る「STREET PEOPLE」のイントロ一発でKOでしょ。最高です。


ボビー・チャールズ+4(K2HD/紙ジャケット仕様)

ボビー・チャールズ+4(K2HD/紙ジャケット仕様)