addsomemusic2008-04-22



 いわゆるスワンプ系のアルバムで個人的に1番好きなのはGERRY GOFFINの1973年にリリースされた『IT AIN'T EXACTLY ENTERTAINMENT』かな。なんだか賛否両論ありそうですが(笑)。「好き」に理由なんてありません、それだからこその「私的名盤」ですから。


 とはいってもそれなりに評価の高いアルバムだし人気盤でもあります。基本的に2枚組というフォーマットが嫌いな私でもこれはなんとか聴き通せる(笑)。だって本当にいい曲が揃ってるんだもん。ロッド・スチュワートで有名な「IT'S NOT THE SPOTLIGHT」なんて本当にグッときますよ。


 ジェリー・ゴフィンといえば、60年代はキャロル・キングとコンビを組み数々のヒット曲を世に送って来ましたが、ここではバリー・ゴールドバーグとタッグを組んで素晴らしい楽曲を書き上げてくれています。


 このアルバムではバリー・ゴールドバーグの力が大きいですよね。彼はソロでも素晴らしいアルバムを残しています。他にもピート・カーやエディ・ヒントンなどなどの名うての名手達がバックに名を連ねています。そんなマッスルショールズ・サウンドにジェリー・ゴフィンの渋いボーカルが最高にハマってます。まぁ彼のボーカル・スタイルはモロにディランの影響を受けていますけどね。


 ジャケットもカッコ良くて本当にお気に入りの1枚(いや2枚か)です。