addsomemusic2008-05-01



 ソフト・ロックを語るときにカート・ベッチャーは欠かせないですよね。ミレニウムやサジタリアスのアルバムは本当に奇跡ともいえる素晴らしさだと思います。彼のソロ・アルバムもなかなかいいんですよね。


 でも個人的にカート・ベッチャー絡みで1番好きなアルバムなTHE GOLDEBRIARSの1964年にリリースされた1st『THE GOLDEBRIARS』に尽きます。これ、大愛聴盤なんですよ。カート・ベッチャーがメンバーだったためか、ソフト・ロック界隈で語れらてるかもしれませんが、ハッキリ言ってフォーク・アルバムです。男女混声4人組による素晴らしすぎる内容。アコースティックなサウンドに、美しく絡み合うコーラス・ワーク。このコーラス・ワークは間違いなくカート・ベッチャーによる仕事でしょう。とても洗練されていて全体にクールな感覚が漂います。ややシングアウト系の曲もありますが、混声ハーモニーは圧巻です。フォーク・グループとしては最高のデキだと思います。


 セカンドも同様に素晴らしいんですが、このアルバムで聴くことができた「魔法」は薄らいでるかな?と。まぁこれは単に好みの問題なんですけどね。いわゆる60年代前半のフォーク・グループによるアルバムなんで、万人ウケはしないと思いますが、CD化もされてるんで機会があれば聴いてみてください。


ゴールドブライアーズ(紙ジャケット仕様)

ゴールドブライアーズ(紙ジャケット仕様)