ボツ・バージョン
仲間内で行っているセレクト合戦。今回は19回目でお題は「ベスト・オブ・○○」というもの。第1回目から参加している私ですが前回は仕事の都合もあり、遂に皆勤賞が途絶えてしまっていました。久々の参加でワクワクしていますよ!
今回の「ベスト・オブ・○○」は全部で3パターンも作ってしまった。そのうちの一つは「ベスト・オブ・カープ」で3月30日に取り上げています。まぁこれはお遊びのようなもので、残りの2パターンのうち本戦はどちらでいくか?なんて結構悩んじゃった。しかし最終選考も終わり、来週早々には発送の予定。そんなわけで、ボツになったほうを今回取り上げておきます。
1 GREENWOOD COUNTY / GREENWOOD COUNTY SINGERS
あのヴァン・ダイク・パークスが兄と共に在籍していたGREENWOOD COUNTY SINGERS。ソロ以前なんで普通のフォーク・バンドなんですが、オリジナル曲も数曲あり興味深いところ。
2 COME TO THE SUNSHINE / HARPERS BIZARRE
あのヴァン・ダイク・パークスが名付け親となったハーパース・ビザールによるヴァン・ダイク・パークス初期作品の素晴らしいカバー。ソフトロックといえばハーパース・ビザールは欠かせませんね。
3 SIT DOWN, I THINK I LOVE YOU / THE MOJO MEN
あのヴァン・ダイク・パークスがアレンジを担当。60年代のヴァン・ダイク・パークスは相当キてますね。数あるヴァン・ダイク関連の曲の中でも屈指の名曲デス。
4 BLOW ME DOWN / OST『POPEYE』
あのヴァン・ダイク・パークスが全面的に参加したサントラ『ポパイ』からの1曲。曲はもちろんニルソン。歌うはポパイ(笑)。ニルソンとのコラボレーションともいえるこのサントラは本当に素晴らしいです。
5 I WANT YOU BACK / THE ESSO TRINIDAD STEEL BAND
あのヴァン・ダイク・パークスがプロデュースしたカリブの熱いスティール・パンの演奏が聴けます。ジャクソン5のこの曲はネタとしても最強でしょう。この時期、マイティ・スパロウのアルバムも手がけ、カリプソづいてます。
6 PITTA PATTA / GOLDIE HAWN
あのヴァン・ダイク・パークスが何をしたのかよく分からないけど、MUSIC DIRECTORとしてクレジットされてます。確かに1972年にレゲエを女優さんに歌わせるなんてヴァン・ダイク・パークスならではでしょう。
7 SPANISH MOON / LITTLE FEAT
あのヴァン・ダイク・パークスがプロデュースした名曲。ホーンも交え、熱い演奏はリトル・フィートならでは。ヴァン・ダイク・パークスは彼らの2ndにも参加してました。
8 TROUBLE / INARA GEORGE
あのヴァン・ダイク・パークスがプロデュースにピアノにと活躍している、これまたリトル・フィートの名曲。歌うはローウェル・ジョージの娘さん。彼のトリビュート・アルバムに収録された珠玉の名曲。
9 FEELING SO FINE / HIRTH MARTINEZ
あのヴァン・ダイク・パークスがアコーディオンで参加。2000年録音ながら70年代テイストも感じさせる和みの名曲。ハーモニーはヴァレリー・カーター。素敵過ぎます。
10 THE EAGLE AND ME / VAN DYKE PARKS
あのヴァン・ダイク・パークスのアルバム未収録のシングル。もちろん私はシングル盤なんて持ってませんが、以前『SONG CYCLE』のCDに奇跡的にボートラとして収録されてリリースされたことがありました。1970年の名曲です。
11 MAGIC HOLLOW / THE BEAU BRUMMELS
あのヴァン・ダイク・パークスがハープシコードで参加した名曲。60年代フォーク・ロックを代表する名盤に収録された幻想的で美しい曲。まさにヴァン・ダイク・パークスの真骨頂でしょう。
12 SURF'S UP / THE BEACH BOYS
あのヴァン・ダイク・パークスとタッグを組んだブライアン・ウィルソン。当時、完成することが出来なかった『SMILE』より。数多くのバージョンが現存しているが、ブート屋が勝手に編集して作り上げてしまった『DUMB ANGEL』のバージョンでも。
そんなわけで「ベスト・オブ・ヴァン・ダイク・パークス」というのを作っては見たんですけどね。なんでボツになったかといえば、以前に使用した曲が数曲あるし、それにあんまりウケそうな内容じゃないかな?と思ったもので(笑)。