addsomemusic2008-11-17



 ただいまのBGMはGABRIEL GLADSTARの1973年にリリースされた『GABRIEL GLADSTAR』なり。カナダのフォーク・サイケなトリオ編成のバンドで、たぶん唯一のアルバム(違ったらゴメンナサイ)。ギターとパーカッションというシンプルな編成に、曲によってフルートが入るというもの。フォーキー・アルバムなれど全体に落ち着いていて、フルートが絡むとなかなかの雰囲気を醸し出します。まさにフォーク・サイケなアルバムで、派手さはないけど、染みるメロディの曲の数々が収録されています。全体的に軽いアシッド感覚が漂ってるような感じで、なるほどレアだけど人気盤なのも頷ける内容でしょう。


 飛びぬけた楽曲はないけど、どの曲もよく出来ています。というよりアルバム・トータルとしてのバランスが良いですね。ラストを飾る「RAIN SONG」は個人的なベスト・トラック。5分を超える曲ですが、なかなかよく練られていてフォーキーなれど幻想的でもあります。もちろん他のどの曲も素敵に響きます。アコギとフルートの絡みってとても美しく響きますよね。


 ド派手な意味不明なジャケ(孔雀がモチーフだと聞いたことがあります)ですが、80年代に入って再発もされています。その時はジャケが差し替えられてしまいましたが、やはりこの派手なジャケでないとね(笑)。詳細は知りませんが、メンバーの誰かは今でも現役で歌っているようです。