addsomemusic2008-11-30



 リアルタイムで聴いてきた日本のバンドで限定すればサニーデイ・サービスが一番好きでした。そのメンバーの曽我部恵一のソロは全部聴いたわけではないけど、結構いろいろ聴いています。どれを聴いても期待を裏切らない素晴らしいアルバムばかり。ロック・バンド・スタイルからアコースティック主体のものまで、様々な形態で「歌」を届けてくれています。


 いま聴いてるのは『RENDEZVOUS BOX』という、CD2枚にDVD1枚に7inchが1枚オマケに付いているLPサイズの豪華なボックス仕様のもの。これで6000円は安いでしょう(笑)。もちろん内容の素晴らしさが特筆ものなんですけどね。内容は全て今年の1月に行われたライブの模様を納めたCDとDVD。


 個人的に曽我部恵一のアコースティック主体のモノに心を奪われてしまいます。まぁこれは私の好みなんでしょうがない。このボックスはそんな私の好みに見事にハマるんですよね。まず1枚目は『SUNNY DAY SERVICE CONCERT』と題されたライブ盤。これ最初はサニーデイ時代の楽曲を取り上げたライブかな?と思いました。まぁ確かにその通りなんですが、正確にはサニーデイの4th『サニーデイ・サービス』を曽我部の弾き語りで全曲それも収録曲順に歌うというもの。スゴイ!以前に『東京コンサート』として、『東京』を全曲を曲順通りに歌ったライブ盤も出てたんでその続編といえますね。この『サニーデイ・サービス』はメロディの素晴らしい曲が多く、アコースティックな演奏だとその良さが際立ちます。大好きな「朝」「旅の手帖」が最高です!そのうち『MUGEN』の弾き語りライブとか出ないかなぁ・・・卒倒しちゃうよ(笑)。


 もう1枚は『RENDEZVOUS CONCERT』と題された曽我部恵一ランデヴーバンドによるライブ盤。もともと5人組のバンドで、そこに新メンバー(?)として木暮晋也(ヒックスヴィル!)を迎えての演奏。ちゃんとエレキが二人もいるのに全体的にアコースティックな肌触りで、とてもメロウで酔いしれちゃいます。甘いサックスの音色も素敵過ぎます。「テレフォン・ラブ」「24時のブルース」なんかも演ってくれちゃっています。彼らのアルバム『おはよう』も必聴ですね。


 DVDはそんな曽我部恵一ランデヴーバンドのライブ演奏が堪能できます。1月30日の九段会館での模様を納めた10曲入りで嬉しいですね。個人的にはオマケ(?)の7inchが嬉しかったりして(アナログ好きなもんで・・・)。