addsomemusic2009-03-10



 ただいまのBGMはDON PLATの1971年にリリースされた『SUNDAY』なり。ニューヨーク録音のたぶん自主盤。彼のアコギとボーカルだけという弾き語りのシンプルなフォーク・アルバムといったところでしょう。でも自主盤ってのは不思議と特別な空気を感じてしまうんですよね。とりわけアシッド色があるでもないんで、ローナー・フォーク・サイケとまでは言えないかもしれませんが、生々しい音像には自主盤ならではのサウンドを感じ取ってしまいます。


 短い曲ばかりで、あっという間に終わってしまいますが、どうしてレベルは高いです。シンプルながらツボを心得たようなフォーキー・ナンバーの数々。アップテンポな曲はなく、ほとんどが落ち着いていて、しっとりとしたメロディを聴かせてくれます。いや〜なかなか良い曲が揃っていますよ。


 聴き所はアルバム・タイトル曲でオープニングを飾る「SUNDAY」でしょう。この曲だけハーモニーが付いていて、ほぼユニゾンで歌われてますが、これが最高に素晴らしい。これも他の曲同様落ち着いたタイプの曲なんですが、ハーモニーが染み入ります。マイナーなフォーク好きの方ならツボでしょう。もち全体にレベルは高いんで、オススメな1枚です。