addsomemusic2009-03-30



 ただいまBGMはSOWERの1977年にリリースされた『SOWER』なり。SOWERはニュー・メキシコのCHARLES MAXWELLとKELLY CARGOによるSSWフォーキー・デュオ。ここではまさにヒッピー・フォーク・サイケといってもいいサウンドを聴かせてくれます。二人のギターとボーカルを中心にドラムやフルート、ヴァイオンといったバックが付き、それにコーラスも入るといったところ。もちろんフルートやヴァイオリンはでしゃばる事もなく的確に効果を上げてくれています。


 全体にアコースティック主体のサウンドにハーモニー。個人的に一番好きなタイプの音ですね。それになんといっても曲のレベルが高い。ミディアムな曲調が中心ですが、どれも味わい深くフォーキー・サウンドのツボを心得たメロディーメーカーぶりに嬉しくなっちゃいますね。


 このアルバム、ジャケは全く食指をそそりませんが、それなにり人気盤にしてレア盤。確かに人気なのも納得のクオリティなんで、SSW〜フォーキー好きにはマストな1枚でしょう。アシッド〜サイケな様相は薄いんで(でも自主盤ならではのサイケ・フィールは感じます)、オーソドックスに良いメロディのものが好きな方には堪らないものがあると思います。でも本当にジャケで損してるなぁ。