addsomemusic2009-05-23



 ただいまもBGMは13TH FLOOR ELEVATORSの1967年にリリースされた2nd『EASTER EVERYWHERE』なり。これはもう大好きなガレージ・サイケの大名盤。13TH FLOOR ELEVATORSといえば、目が痛くなるような色彩の目玉ジャケ1stが有名ですね。確かにその1stは歴史的名盤でしょう。でも個人的にはもっと内省的になったこちらでキマリ。


 今の耳で聴くと案外普通のフォーク・ロックっぽかったりしてます。前作にて時折魅せる美しくも狂気染みたボーカルは落ち着いた印象だけど、味わい深いギター・サウンドにはサイケ・フィールをビシバシ感じます。それになんといってもエレクトリック・ジャグなる楽器・・・これクイーカというブラジル(だったっけ?)の打楽器の一種なんでエレクトリックではないんですが、この「できるかな」のゴン太くんの声みたいなウホウホといった奇妙な音が全編に渡って鳴り響いているってのも、これまたサイケ(笑)。


 なんといっても普通に曲がいいんですよ。全体にミディアム・テンポの曲が多いんですが、とてもメロディアスなんですよね。ディランのカバー「
BABY BLUE」も聴き所のひとつ。捨て曲なしの最高にイカしたアルバムだと思います。大好き!


Easter Everywhere

Easter Everywhere