addsomemusic2009-05-24



 ただいまのBGMはJ.D. ELIASの1978年にリリースされた『WHO'S THAT?』なり。このアルバム、個人的に「怖いジャケ大賞」のかなり上位に位置するアルバムなんですよ(笑)。いや〜怖いでしょ。特に目が・・・。


 なんともいえぬ陰鬱ぶりが強烈なジャケですが、内容のほうはいたってオーソドックスなフォーキー・スタイルのSSWアルバム。いや、オーソドックスじゃないなぁ。かなりグレイト!なアルバムです。落ち着いた曲が多く、彼のボーカルも優しさがあり、割とポップ寄りな曲もあったりして、これがかなりレベルが高い。彼のボーカルとギターを中心としたアコースティックなサウンドですが、ベースやドラムも付いてるし、曲によってはフィドルバンジョーも絡みます。ジャケで感じるようなアシッド色は薄いですが(それっぽい曲もありますが)、全体に翳りは感じます。これがSSWアルバムとしてはいい塩梅なんですよね。


 兎にも角にも曲が良いですね。確かにキャッチーな曲やずば抜けた美メロとかがあるわけではないんですが、SSW好きのツボを心得たようなメロディにニンマリです。個人的なベスト・トラックは「IN COLORADO」で、バンジョーも加わっているのに落ち着いていてメロウに聴かせてくれます。


 海外ではどうなのか知りませんが、たぶん日本での知名度は限りなくゼロでしょう。これだけ内容が良いだけにもっと認知されて欲しいなぁと思います。ただ、私も購入したとき1度しか見たことがないんで、案外レアなのかもしれません。