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　ただいまのBGMはKENNY RANKINの『THE BOTTOM LINE ENCORE COLLECTION』なり。タイトル通り、1990年にTHE BOTTOM LINEでのライブ音源。リリースは1999年かな？

　バックがギターとピアノだけのシンプルな演奏。ケニー・ランキンの歌とメロディに自然と耳が傾きますね。ケニー・ランキンはカバー曲の名手。素敵な曲を素敵なアレンジで聴かせてくれるんですよ。そうまさにケニー・ランキンのオリジナルであるかのように。ジャジーだったりボッサだったりフォーキーだったりAORだったりと、クールでいて心地よさバツグンなんですよね。

　このライブでは彼の代表曲ともいえる「INSIDE」や「PEACEFUL」と共に多くのカバー曲が歌われています。やはりビートルズの曲が多いですね。5曲も収録されているんですが、これらが驚くほどオリジナリティが感じられて最高です。時に「PANNY LANE」のボッサ・ヴァージョンには感動すら覚えます。他にもローラ・ニーロやスティーヴィー・ワンダーとかもありますが、個人的にはフランキー・ライモンの「WHY DO FOOLS FALL IN LOVE」（前述の「PANNY LANE」とメドレー！）とジョン・セバスチャンの「SHE'S A LADY」にノックアウトですね。

　ケニー･ランキンはどのアルバムも素敵です。本当に良いアルバムばかりなんでぜひ聴いてみてください。

　そんなケニー･ランキンが6月8日、69歳という若さで亡くなられたそうです。心よりご冥福をお祈りします。

Bottome Line Encore Collection