addsomemusic2009-08-09



 ただいまのBGMはWINDJAMの『WINDJAM』なり。何年のリリースなのかよく分からないけど、たぶん70年代のカナダのバンド。ギター2、ピアノ、ベース、ドラムという編成の5人組バンドで、曲よってサックスが絡んできたりしています。基本はフォーク・ロックといった感じでしょうが、軽快なロック・ナンバーからウエストコースト風のハーモニーを決めたもの、グッドタイミーな曲からドゥワップ風R&Bナンバー、カントリー・ロック・・・などなど、なんだかおいしいとこ取りしたような演奏と歌を聴かせてくれています。


 割とバラエティに富んだ内容ですが、まとまりは悪くないです。どの曲もなかなか高レベルなのが要因でしょうね。スローな曲もありますが基本はアップ・テンポなナンバーなんで普通のアメリカン・ロック好きには強烈に惹かれるものがあると思います。ボーカルもしっかりとしているし通して楽しめる1枚。


 個人的にはかなりオススメな1枚。でも日本ではネット上でも見かけたことがないんで、ほとんど認知されていないようなモノだと思います。でも海外では評価の高いアルバムです。かなりマイナー・プレスものだと思うんで、このテのサウンドは70年代サイケ・バンドとしてひと括りにされちゃうんだろうなぁ。こういった70年代サイケ・バンドは日本では不当に評価が低いんですよね(60年代サイケは過剰に評価されすぎ)。本当に味わい深く、奥深いんですけどね。