addsomemusic2009-08-10



 こーゆーアルバムを取り上げると「意外」に思われちゃうのかな?ただいまのBGMはJONATHAN RICHMAN & THE MODERN LOVERSの1977年にリリースされた『ROCK'N'ROLL WITH JONATHAN RICHMAN』なり。時折聴きたくなる愛聴盤です。


 ジョナサン・リッチマンヴェルヴェット・アンダーグラウンドに影響を受けたアーティスト。質感は違うけど、彼の歌にはヴェルヴェッツやテレヴィジョンなんかに通じるものを感じます。ただニューヨーク・パンクということでTHE MODERN LOVERSに興味を持ってこのアルバムを聴くとかなりの確率で腰を抜かすと思います。ロック・バンド然とした1stに対して、この2ndはメンバーの変動もあり、もはやジョナサン・リッリマンのワンマン・バンド。全編アコースティックなサウンドにヘロヘロな歌なんだから。でもこれが溜まんない。一発録り?と思わせるような生々しいサウンドはライブ感たっぷり。ルー・リードを10倍ダルくしたようなボーカルはヘロヘロの極み。収録曲にはなぜか中国のトラディショナルもあるし、レゲエ調の曲もある。でもねぇ、これが本当に最高なんだ!


 エレキをガンガン弾き鳴らすばかりがロックではないです。このアルバムはアコースティックなサウンドなんだけど、もうたまらなくロックです。間違いなく精神的にはパンクです。大好き!!


 AMAZONで検索してみてビックリ。このアルバムって廃盤なんですね。信じられないです。