addsomemusic2009-09-30



 今日発見したリイシュー情報でも。10月21日に「パイド・パイパー・デイズ紙ジャケ・コレクション」として素敵なアルバムがリイシューされるようです。


 http://diskunion.net/portal/ct/news/article/0/11426


 その5タイトルはどれもオススメですので、未聴の方は全部買ってください・・・って私はレコ屋のまわし者みたいだな(笑)。でも自分の好きなアルバムが出るとやっぱり嬉しいよね。エヴァリーの『STORIES WE COULD TELL』とかは廃盤状態も長かったしね。それになんといってもKAREN BETHの『NEW MOON RISING』の世界初CD化は事件でしょう!もうメチャクチャ大好きなアルバムですから。ウッドストックサウンド好きにはもちろん、SSW好きにも強烈にプッシュいたします!


 せっかくなんで、過去に書いた記事をコピペしておきますので、参考にでもしてください。

 ウッドストックサウンドは大好きで、一時期そのテの音をかなり集めてました。まぁ今でも好きで時折聴いています。そんなウッドストックサウンド界隈のアルバムでなぜかメチャクチャ好きなのがKAREN BETHの1975年にリリースされた3rd『NEW MOON RISING』なんですよね。彼女は何枚もアルバムをリリースしていますが、やはり最初の3枚が素晴らしい。1stはアシッド寄りのサウンドで、2ndはSSW的なアルバムだった。どういった経緯でこの3rdがベアズヴィル・スタジオで録音され、ウッドストック界隈の人脈が多数集まったアルバムとなったのか知る由もありませんが、とにかく素晴らしいアルバムに仕上がっているということには間違いなく、長らく私の愛聴盤となっています。


 プロデュースはジョン・サイモン。バックにはジョン・ホール、ビル・キース、ジョン・ハートフォード、ハーヴェイ・ブルックス・・・などなど多数の名うての名手達が揃っています。これで食指が動かなかったらこのテの音に縁のない方だということでしょう。


 早々たるバック陣に、彼女のやや鼻にかかったようなボーカルが温か味を感じます。もちろん彼女の書く曲の素晴らしさがあってもことですけどね。決してキャッチーな曲があるわけではないんだけど、ジョン・サイモンの魔法とも思えるアレンジとともに、どの曲もが素晴らしい輝きを放っています。全てのウッドストック好き〜SSW好きに聴いてもらいたい名盤です。

 いわゆるウッドストックサウンドが好きで、そんなウッドストックサウンド・ベスト10を選ぶとなると入選間違いないのがザ・バンドやボビー・チャールズなんだけど、そんな大物達(?)と並んで当確なのがカレン・ベスの『NEW MOON RISING』だったりします。私の場合、ウッドストックうんぬんではなく、マイ・フェイバリット・アルバム・ベスト10の1枚なわけだからなぁ。


 その昔、ジャケが好きで随分探してました。当時は海外とかに手を出してなかったこともあるし、広島の中古屋なんかではお目にかかることがなかったんですよね。それがカレン・ベス本人のサイトで通販できるという話しを聞いて、彼女のサイトにアクセスしたわけなんですよ。今でも彼女のサイトはちゃんとありますが、当時は彼女の1〜3枚目までのアルバムも通販されてたんですが、今ではなぜかその初期3枚は姿を消していました。面白いことに最初の2枚はCD(たぶんCDR)で、お目当ての3枚目の『NEW MOON RISING』だけはアナログ・オンリーだったんですよね。


 そこで辞書を片手に英語で彼女にメールを送ったんですよね。そしたら彼女から返信が来て、「日本にレコードを送るのは心配だから、CDにコピーして送ります」といった感じの内容のものでした。その後、何回かのメールのやり取りの後、我が家に彼女のお手製のCDRが届いたんですよね。なんか嬉しかったなぁ。


 このアルバムはいまだにCD化されていないから、私が送ってもらったCDRがいわばオフィシャルCD(CDRだけど)の第1号だったんですよね。その後はしばらく彼女のサイトでそのCDRも売ってましたが・・・。まぁその彼女のサイトでいったい何人の方が『NEW MOON RISING』のCDRを買ったのか分からないけど、このアルバムのCDR化は私のおかげですからね(笑)。


 確か、このCDRが届く前に結局はアナログをゲットしました。ほとんど同時期だったと思うけどね。このアルバムを探してる・・・なんてことをネットで書き込みしてたら、ご親切な方が中古屋で売ってたのをわざわざ買って送ってくれたんですよね。本当に欲しかったアルバムだからアナログが手に入って本当に嬉しかったなぁ。もちろん彼女お手製のCDRも感激したし。そんなわけで思い入れがいっぱい詰まってるんですよね。


 彼女はアルバムを何枚もリリースしてるようだけど、よく語られるのは最初の3枚でしょうね。またこの3枚どれも良いんだ。ジャケも大好きだしね。1969年リリースの『THE JOY OF LIFE』は記念すべきデビュー・アルバム。いわゆるフォーク・アルバムでちょっとアシッドが入ってます。彼女の鼻にかかったようなボーカルがなんとも妖しげで良いです(笑)。1970年のセカンド『HARVEST』はもっとSSW寄りの音に。時代の流れでしょうかね。いい曲揃いです。で、1975年のサード『NEW MOON RISING』ですね。長いインターバルがありましたが、その間にいったい何があったんでしょうか?ここではウッドストック錚々たるメンツのバックアップで素晴らしい音を聴かせてくれています。セカンドまでのジャケに写っていた長い髪もバッサリと短くなっているのが印象的。まさに絵に描いたようなウッドストック・アルバム。


 先月だったか、カレン・ベス本人からメールが届きました。なにかのダイレクト・メールみたいなものかな?と思ったら、なんとメルアド変更の連絡でした。私って彼女とメル友だったのか???(笑)

ニュー・ムーン・ライジング(紙ジャケット仕様)

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