addsomemusic2009-11-02



 ただいまのBGMはMARIA MULDAUR & HER GARDEN OF JOYの今年リリースされた『MARIA MULDAUR & HER GARDEN OF JOY』なり。マリア・マルダーの新作はなんとジャグ・バンド・ミュージックでした。なんとも嬉しいのはGARDEN OF JOYと名付けられたメンバー達。『GARDEN OF JOY』といえばJIM KWESKIN JUG BANDが1967年にリリースしたアルバム名でもあり、そのメンバーにマリア・マルダーも名を連ねていました。


 今回マリア・マルダーのもとに集まったメンバーがスゴイ。ジョン・セバスチャン、デヴィッド・グリスマン、タジ・マハールダン・ヒックス、それにフリッツ・リッチモンド!!!その他にもたくさんいますので、ジャグ・バンド・セッションを集めたようなものじゃないのかな。事実フリッツ・リッチモンドは亡くなられてからもう何年も経ってるんで、このアルバムに収められた楽曲の録音は結構多岐にわたってるのかもしれませんね。でもどれもが一級品のジャグ・バンド・ミュージックで最高にイカしてます。


 収録曲は古いジャグ・ソングが中心。そんな中でもダン・ヒックスの手による楽曲が収録されてるのが嬉しいですね。「MEDLEY: LIFE'S TOO SHORT / WHEN ELPHANTS ROOST IN BAMBOO TREES」ではそんなダン・ヒックスとデュエットもしていてアルバム中1番の聴きどころでもあります。ジム・クウェスキンの『GARDEN OF JOY』に収録されていた「GARDEN OF JOY」や「I AIN'T GONNA MARRY」を再び取り上げているのも嬉しいですね。


 マリア・マルダーの音楽自体がルーツ・ミュージックと呼べるようなものなんですが、このアルバムでは本当に彼女のルーツ回帰。というより青春時代の甘酸っぱい思い出を昔からの友人たちともう一度やってみました・・・って感じですね。でもでも、クオリティ高すぎです!


Garden of Joy (Dig)

Garden of Joy (Dig)