addsomemusic2009-11-19



 相も変わらずマイナーなSSWやフォークのアルバムを買い漁ってるもんだからこの「SSWの裏名盤」だけはネタが尽きることがないんですよ。取り上げられるのを持っているレコも100枚以上はある(笑)。基本的にその時に聴いてるものをブログに取り上げてる場合が多いんで、なかなか消化できないんだよなぁ。で、今回はそんなSSWの裏名盤で飛びきりに素晴らしいヤツでも。順番待ちが多いので良いアルバムは早く取り上げないとね・・・って231枚目だけど(笑)。


 ただいまのBGMはCY TIMMONSの『CY TIMMONS』なり。え〜ほとんど詳細が分からないんですが(笑)。何年のリリースかも不明なんですが間違いなく70年代。これがたぶん1stだったと思いますが、たぶんアルバムも2枚しか出ていないと思います。ジャケも何種類かあったりして、どれがオリジナルなのかも分かりません。どれもオリジナル?そんなアルバムなんですが、内容はSSWの大名盤ともいえるようなシロモノ。たぶん自主盤の類いだと思うんですが、しっかりとしたアレンジで作りこまれています。ホーンやコンガが絡んで、ジャジーかつグルーヴィーな印象。これがもう堪んない。もちろん全曲オリジナルでそのクオリティは特筆すべきですね。グルーヴィーな曲からメロウな曲まで本当に良い曲ばかりです。彼のボーカルもマイルドで温かみを感じさせてくれます。


 全体に落ち着いた感じですが、先にも書いたような適度なジャジーさ加減が都会的でもあり、そんなところが1番の魅力。やや軽快な曲やホーンが大きくフューチャーされた曲とかどれもあまり出しゃばらずに全体にマイルドな肌触りを保っています。自主盤ならではの「音」が本当に良い塩梅なんですよ。


 本当に素晴らしい内容なんですが、残念ながらこれまたレアな1枚。ここらあたりを韓国のレーベルはCD化を狙って欲しいなぁ。私は間違いなく買いますから(笑)。